塗料選びのポイント

外装リフォームの教科書 Vol.4

塗料選びのポイント

どの塗料を採用するかによって耐用年数や塗装にかかる費用などに違いがでてきます。塗料の種類は多種多様ですが、「グレード」や「油性・水性」といったカテゴリーで分けて各々を比較すると特徴をつかみやすくなるでしょう。塗料選びは塗装サイクルなどの住まい方によっても違いがあります。現場調査やヒアリングで得た情報を活かしてその家に適した提案をすることが大切です。



下塗り塗料と上塗り塗料

外装用塗料には「下塗り塗料」と「上塗り塗料」がある。下塗り塗料は外装材と上塗り塗料を密着させる目的の他、外装材の色を隠して上塗り塗料の発色を良くする役割もある。また塗膜が劣化した外装材は水分を吸収するため、あらかじめ水分を吸い込ませて調整し、上塗り塗装の塗りムラを抑えている。上塗り塗料ごとに下塗り塗料が推奨されていることもあるのでカタログで確認しよう。



上塗り塗料のグレード(樹脂のグレード)

塗料を構成するものは主に3つ。塗膜となる「樹脂」と、色や光沢をつける「顔料」、性能を高める「添加剤」だ。その中で塗料の耐久性の優劣をつけるものは「樹脂」で、種類により差が生じている。長もちするものは価格も高く、塗料のグレードは「樹脂」の種類でランク付けされている。以前はアクリル樹脂やウレタン樹脂が多く使用されたが、近年はシリコン樹脂が主流となっている。


塗料のグレードと特徴




リフォマガ2020年12月号掲載

 

 

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