視線と気配を感じるガラスで囲まれた書斎

アイテム・施工・寸法・プランの肝が丸分かり!リフォーム楽レシピ集

プランがマンネリ化してしまっているリフォーム営業やプランナーは必見。デザインとプランスキルに長けたリフォーム事例を紹介!使用されている建材やプランニングの肝を学べば、あなたも一流のリフォームプランナーになれる!



〝何故だか素敵〞の理由がわかる!

デザインリフォームは、長年の経験やセンスによる所が大きく、一朝一夜でスキルを手に入れる事は難しい。そこで編集部では、優れたリフォーム事例で実際に使用された建材やその品番、また寸法をリサーチした。キラリと光るプランがどんな素材や設備で構成されているのかが丸分かりだ。このリフォームレシピを参考にして、デザイン提案に挑戦してみよう!



《Recipe04》視線と気配を感じるガラスで囲まれた書斎

建築で作り込まず家具や既製品で仕切る

ブルースタジオ(東京)の櫻井さんが昨年手掛けたのが、物件探しから携わったマンションのリノベ事例。夫婦共に無印良品にお勤めで、ご主人はインテリアコーディネータでもあることから、お互いに案を出し合いながらプラン作りが進められた。リノベのコンセプトは遊び(ゆとり)を作る事。最上階のため天井高が広く開放感があるという物件の特徴を活かしつつ、将来はお子さんがいる事も想定。出来る限り建築で作り込まず、手持ちの家具や既製品の位置を変える事で、可変性をもたらした。

特徴的なのは、ガラスで囲ったご主人の書斎スペース。壁ではなくガラスで仕切る事で、音は遮りながらも、家族の視線や存在感を感じられる点がメリット。


1. オネスト・アンド・パートナーズ『オークヘリンボーンS60 オイル塗装』

2. 工務店が特注で手配



棚の奥行きも考慮して書斎スペースを設定

書斎は、本棚の奥行き、椅子に座る際の必要寸法、デスクの奥行き等を想定して決定。デスクはメラミン材と合板を使って造作した。幅2600×奥行700mm(※袖壁が当たる部分は490mm)となる。特注ガラスは1500mmの高さ。


3. メラミン材と合板で造作



寸法以上に拡がりを感じる玄関の在り方

玄関が入ってすぐの小上がりスペースは、家族のくつろぎスペースでありながらエントランスギャラリーのような意味合いもある。玄関が狭いと家全体が狭く感じてしまうため斜め天井で解放感をもたらした。

「隣の寝室の上部の壁にガラスをFIXする事で天井が繋がっているように見えます。寸法以上に拡がりを感じられるようになりました」。

4. シンコール『ニュークライストCR-5570』

5. CERA『DV030256』

6. CERA『HG72013』

7. 無印良品のシェルフ




お話をうかがったのは…

ブルースタジオ(東京都中央区)櫻井花さん

現在26歳。建築士の親が建てた家で育った経験から、暮らしに寄り添った心地よい提案を自分も行いたいとの思いで建築の道に進むように。個人邸の設計を担当。



リフォマガ2021年8月号掲載



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