アイテム・施工・寸法・プランの肝が丸分かり!リフォーム楽レシピ集
プランがマンネリ化してしまっているリフォーム営業やプランナーは必見。デザインとプランスキルに長けたリフォーム事例を紹介!使用されている建材やプランニングの肝を学べば、あなたも一流のリフォームプランナーになれる!
〝何故だか素敵〞の理由がわかる!
デザインリフォームは、長年の経験やセンスによる所が大きく、一朝一夜でスキルを手に入れる事は難しい。そこで編集部では、優れたリフォーム事例で実際に使用された建材やその品番、また寸法をリサーチした。キラリと光るプランがどんな素材や設備で構成されているのかが丸分かりだ。このリフォームレシピを参考にして、デザイン提案に挑戦してみよう!
《Recipe10》ガラスの4枚引き戸で家を1つの大きな空間に
いつも広々とした空間
夫婦2人で暮らすための67㎡の中古物件をリノベーションした事例。一番の特徴は、リビングと寝室を緩く区切る特注の4枚の引き戸。ガラスなので閉じていても解放感があり、家の中が1つの大きな空間になる。
またベッドルームと廊下の壁・天井に塗装した、3分艶のブルーグリーンの色味も印象的だ。キッチンとリビング部分は躯体あらわしで薄くモルタル材を塗っているため、昼の空間と夜の空間を区別する意味合いも。生活時間帯や用途に応じて家の中を緩く区切る設計手法で、まるでいつも広々とした空間で過ごしているかのような感覚を味わえる。
1. チャネルオリジナル『特注建具』
2. 日塗工『J59-30H』※3分艶
3. toolbox『ステンレスフレームキッチン』
4. 余った床材を利用
5. ウッドワン『フレームキッチン テンツリ』
【寸法のポイント】黒の4枚引戸で引き締め効果も
1500mmの高さにした腰壁は、来客があった際は目隠しになりつつ、抜け感もうまれちょうど良い高さだ。4枚建具は、当初アイアンで製作予定だったが木材に黒塗料で塗装しコスト調整。黒にした事で空間の引き締め効果も。
▲業務用の厨房をイメージしたキッチン。収納棚がフレームだけなので、扉の開け閉めがなく作業性もアップ。カウンターの板材は、余った床材の小口部分を集成材で加工し活用した
画像提供:ゼロリノベ
お話をうかがったのは…
ゼロリノベ(東京都港区)飯山友太さん
現在34歳。大学卒業後、中古マンションの営業販売を経験。その後夜間のデザイン専門学校に通い、設計事務所勤務等を経て、約2年前にゼロリノベにプランナーとして入社。
リフォマガ2021年8月号掲載
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