工程表の工夫とノウハウ~業種ごとの色分けで認識ズレ防ぐ

安心感がアップする!工程表の工夫とノウハウ

リフォーム経営の実態を明らかにする企画のテーマは「工程表」。各社工程表作りにおいてどのようなツールを使い、どんな工夫を凝らしているのか。7社を調査しました。


ハウジング・コバヤシ
業種ごとの色分けで認識ズレ防ぐ

ハウジング・コバヤシ(北海道札幌市)は工程表作りでは、業種や作業内容ごとに色分けをする。例えば、風呂リフォームでは、配管工事を青色、大工が関わる工事は黄色で色分け。「お客様へ説明しやすくなり、双方の認識のズレを防ぐことができます」とリフォーム事業部リフォーム課の平野幸樹さんは話す。

▲工業種ごとに6色に色分けされた工程表


工程表作りで難しいのは解体作業に何日取るか。解体して新たな工事が必要とわかった場合、工期が変わってしまうためだ。リノベ工事の場合は工期に一カ月ほど余裕を持たせるように変えた。「以前はフルリノベの工期を3カ月ほどで設定していましたが、現在は工期4か月で設定しています」(岩本光司専務取締役)

工程表を顧客へ説明する際は、言葉の表現にも注意する。「単位についても、お客様が分かりやすいように、cmで説明するように統一しています」と岩本専務取締役。

風呂リフォームの場合、「壁組み立て」や「窓スリーブ」といった専門用語は、顧客が分かりやすい表現で説明する。「窓スリーブは防水のためにカバーを付ける作業ですとお伝えしたり、壁組み立ては『解体した壁を復旧するだけでなく、新しい風呂のドアの寸法に合わせて、建てる柱の位置などを変える作業も含まれています』とお伝えします」(平野さん)



お話をうかがったのは…

▲ハウジング・コバヤシ(北海道札幌市)岩本光司専務取締役



リフォマガ2021年3月号掲載



⇓⇓同じテーマの記事を読む⇓⇓

0コメント

  • 1000 / 1000