安心感がアップする!工程表の工夫とノウハウ
リフォーム経営の実態を明らかにする企画のテーマは「工程表」。各社工程表作りにおいてどのようなツールを使い、どんな工夫を凝らしているのか。7社を調査しました。
アルファテック
荷物移動のタイミング確認
アルファテック(栃木県小山市)は契約時におおよその工事開始日を施主へ話している。事前にメインの職人の予定を確認し、現場に入れる日程を聞く。実際に工程表を作成して説明するタイミングは、契約後の詳細な打ち合わせ時だ。
施主に工程を説明する時は、ある程度のズレはあると話している。また、荷物の移動などについて、同社が想定するスケジュールで問題ないかを確認。矢継ぎ早に進めると施主のストレスが貯まるので、工事と工事の間にインターバルを置くことを推奨している。
同社では施工管理アプリ「ANDPAD」で工程表を作成している。約3年前、担当者だけではなく全体で現場を把握するために同アプリを導入した。現在、とにかく全案件を入れるようにしていると望月社長は語る。
「現場で問題が起きた時にANDPADに情報を上げれば、リアルタイムでみんなに共有できます。現場に行く移動時間も削減できて効率が良いですね」
▲ANDPADで工程表を作成している
同社では、同アプリの工程表の備考欄に材料発注のタイミングなど営業の業務を書き込んでいる。
工程表は工事受注後に作成。工程に変更が生じた場合は修正し、職人にも変更の通知で知らせることができる。一方、同アプリをダウンロードしていない職人には電話で連絡している。工程表は1週間以上の工期、かつ職種が2つ以上の場合に作成する。
工程表作成の難しい点について、望月社長は解体工事の管理を挙げる。
以前は週1回の会議で職人の空き状況の報告を行っていたが、現在は同アプリで工程表を作成し、職人のスケジュールを入力している。
「職人さんへ確認した時に他社の仕事が入っていると分かれば、この日は他社で予定が埋まっていると更新して共有しています」
お話をうかがったのは…
▲アルファテック(栃木県小山市)望月 俊彦社長
リフォマガ2021年3月号掲載
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