私の推し建材~LIXIL『L.C(.エルシィ)』、YKK AP『かんたんマドリモシャッター・雨戸』~

「あなたのお気に入りの設備建材を教えてください!」

営業マン、プランナーのみなさんが、日々の提案で愛用しているお気に入りの商品=推し建材の魅力・セールスポイントを探る。推しポイントから、お客様とのエピソード、なるほど!という提案ノウハウまで。商品のPRポイントをおさえて、提案レベルをアップさせよう!


LIXIL『L.C(.エルシィ)』

掃除がしやすい「キレイアップ水栓」や、奥行500mmとコンパクトながら十分な収納スペースを確保。


【3大推しポイント】

1 掃除がしやすい『キレイアップ水栓』

2 奥行500mmながら十分な収納スペースを確保

3 コストパフォーマンスが高い

▲キレイアップ水栓。水栓が上部にあるので水が溜まらない


奥行きが500mmなので脱衣室がすっきり

なごみ工房の代表を務める栗山映子さんが挙げる推し建材は、LIXILの洗面化粧台「L.C.(エルシィ)」だ。

まず「キレイアップ水栓」は、上から吐水されるため、水栓まわりが汚れにくい。「水栓取付部が隠れており、水が溜まりにくいので掃除しやすいです」

2つ目が、奥行が500mmとコンパクトな点。洗面脱衣所は1坪サイズが多く、洗面台が大きいとかえって空間が狭くなってしまう。しかしL.C.なら、間口は900mmと底面積の容量を確保しているので、収納量を維持しながら、奥行は500㎜で空間を有効活用できる点が魅力だという。脱衣室がすっきりとし、洗濯の作業や人の行き来が楽になる。

3つ目が、コストパフォーマンスの良さ。L.C.の価格帯は26万~52万円。1ランク上のルミシスだと24万~107万円で、高価格。「値段で見ても、収納や掃除の手入れのしやすさは、L.C.がお勧めしやすいです」と栗山さんは語る。

実際に導入した事例では、60代の女性宅の例がある。ホームページなどを見て同社に依頼があり、1階のフルリフォームを相談された。その中で洗面化粧台もリフォームすることになり、当初は造作を希望していた。

しかし、施主の娘さんから「掃除しやすい方が良いのでは」とアドバイスがあり、そこでL.C.を提案し採用された。

「お客さんから、洗面周りが広くなったように感じると喜んでいただけました。今ではタオルハンガーをかけるなど、収納も役立ったみたいです」

▲実際にL.C.を導入した事例。L.C.を採用する事で洗面室が広々と使えるようになった


《提案ノウハウ》主婦目線の提案がgood

お客さんにも、お勧めしたい3ポイントを中心に話す。特に、掃除しやすい、収納しやすいという特徴は、主婦層からの支持にもつながりやすいためアピールポイントだと語る。


推薦人はこの方

▲なごみ工房(千葉県佐倉市)栗山映子代表



YKK AP『かんたんマドリモシャッター・雨戸』

省コスト・短時間でシャッター・雨戸を交換・取付可能。壁を壊さないカバー工法で、省スペースで様々な収まりに対応。


【3大推しポイント】

1 あらゆる現場に設置できる対応力

2 細かな部材改良による施工性の高さ

3 提案しやすいカタログの提供

▲提案プランが豊富な「トッピングレシピ」


商品性能はもちろん日々部材の改良が細やか

「できない、という選択肢をなくせるので、積極的に提案できます」と話す加籠六さんが推す建材は、YKKAPのリフォーム用商材『かんたんマドリモシャッター・雨戸』だ。

推しポイントとしてまず挙げるのは、取り付けスペースが狭いなど、あらゆる条件下でも設置できる対応力の高さだ。

「以前手掛けた現場では、デッキの窓の上にエアコンのホースがあり、シャッターを設置する幅がなくお客様は施工を諦めていました。そこで、取付け幅がわずか85mmで施工可能なボックス下げ工法で対応したところ、大変喜んでいただけました」

同社の4~7月のマドリモシャッターの売り上げは、前年比150%。自然災害が多発する最近では、雨戸よりもシャッターが選ばれるようになってきた。特に高齢の施主へは、日常的な雨戸の開け閉めの負担が解消されるのが大きい。

「台風の話をきっかけに、現在の窓で心配はないか、格子に不安はないか聞いていきます。最初はいぶかしがられることもありますが、暑さ寒さの改善、結露の防止、防音…こうしたメリットをきちんと伝えると、理解を得られます」

細部までこだわった部材改良による施工性の高さも挙げた。たとえば小さなネジでも、自社工場で作られており、電動ドライバーを使っても頭がつぶれないよう設計されている。

「使いやすさが段違いです。現場の要望を活かしてくれていて、安心して使えます」

▲ボックス下げ工法で難条件にも対応

▲壁を壊さずに短時間で施工できるので安心


《提案ノウハウ》プラス提案できるカタログを活用

提案時にはカタログ「トッピングレシピ」を活用。お風呂、トイレ、内装などの他部位のリフォーム時に開口部をプラスして提案出来るアイデアを掲載。図解も多く、プレゼンツールとして使いやすいため、加籠六さんの必須アイテムだ。


推薦人はこの方

▲マイライフオオニワ[MADOショップ霧島牧園店](鹿児島県霧島市)加籠六 正嗣さん



リフォマガ2021年1月号掲載



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