私の推し建材~Panasonic『1.5mm WPBリフォームフロアー』、アイカ工業『+WONDERシリーズのセラール』~

「あなたのお気に入りの設備建材を教えてください!」

営業マン、プランナーのみなさんが、日々の提案で愛用しているお気に入りの商品=推し建材の魅力・セールスポイントを探る2号連続企画。推しポイントから、お客様とのエピソード、なるほど!という提案ノウハウまで。商品のPRポイントをおさえて、提案レベルをアップさせよう!



Panasonic『1.5mm WPBリフォームフロアー』

リサイクルされた樹脂と木粉を原材料として、薄いシート状に加工した木質系プラスチックボード『WPB』に、美しい木目・石目を再現した化粧シート。2月より、抗ウイルスSIAAマークに適合した1.5mmリフォームフローリングUSUI-TA(ウスイータ)としてリニューアルする。


【3大推しポイント】

1 1.5mmの薄さながら抜群の強度

2 施工は簡単だけどサネ有

3 本物の木目のような柄


リフォームに欠かせない強度抜群な1.5mm厚のフローリング

デザイン要素の高いリフォームを多く手掛ける光テックの夕部さんが、日頃愛用しているのがPanasonicの上貼り用フロア『1.5mmWPBリフォームフロアー』だ。リフォーム用のフローリングでは、通常6~12mm厚のものが多い中、1.5mmの薄さで、さらに強度もあるため、リフォームの現場でとても重宝しているという。

「1.5mmだと薄すぎてフロア自体に強度がないのではないか?と思われる事もありますが、大工さんがカットする鋸の方が傷んでしまうほどとても強い素材です」

フローリングの重ね貼りは、下地を剥がす必要がなく、工期も短縮になりコストを下げられるため、よく使われる工法だ。しかしフローリングを重ね貼りすると、段差が出来てしまう事があった。

「WPBリフォームフロアなら、1.5mmと薄いので段差が出来にくい点がとても重宝しています。施工は、両面テープと専用の接着剤で上貼りしていくため、簡単に上貼りできる点も嬉しいですね。さらに簡単でありながら、端の部分がサネ加工になっている点もポイントが高いです」

夕部さんはデザイン面でも重宝しているといい「美しい木目や石目を印刷した化粧シートですが、私が重宝しているのはメープルやウォールナット。複数の柄パターンをランダムにレイアウトすることで、自然のバラつき感や風合いを再現してくれます」と話す。

▲薄さを感じないしっかりとした仕上がり


《提案ノウハウ》〝段差が生じにくい〟薄さのメリットを伝える

フローリングを重ね貼りすると段差が生じてしまいがちですが、1.5mmで薄いため、マンション等の現場でも段差が出来づらい点も嬉しいですね。お客様に提案する際も、このような仕上がり面でのメリットを伝えるようにしています。


推薦人はこの方

▲光テック(高知県高知市) 夕部美子取締役



アイカ工業『+WONDERシリーズのセラール』

メラミン化粧板を不燃化した建材。抗菌で傷や衝撃に強く、意匠性が高いことが特徴。テキスタイル・デザインスタジオLIGHTCUBEとのコラボブランド。受注生産品で、1枚からオーダーが可能。


【3大推しポイント】

1 260種類以上の豊富なバリエーション

2 耐火性なので、キッチン周りに貼れる

3 油跳ねなども拭き取りやすい清掃性の良さ


デザイン数は260種類以上キッチン廻りを華やかに

「壁の建材を選ぶ際に、セラールのデザイン性に惹かれるお客様は多いです。パネル1枚からオーダーが可能なので、内装のアクセントとしてもおすすめです」とエピカデザインオフィスの館農さん。木目調や大理石風といった落ち着いたデザインから、色鮮やかでポップなデザインまで260種類以上のデザインバリエーションが魅力だと語った。ネジや段差がないので、拭き掃除もしやすい。

「細かいタイル調のデザインも揃っているので、壁材にタイルを希望しているけれど掃除が面倒かなと心配するお客様へご提案することができます」

セラールはパネルのサイズが約2m45cm×約93cmと、一枚のサイズが大きいことが特徴。清掃性をはじめ、耐火性など機能面もセラールの推しポイントだと館農さんは語る。セラールはメラミン不燃化粧板というもので、耐火性に優れ、硬い材質で変色しないことが特徴。国土交通大臣認定の建材だ。

「お客様には、セラールをなるべくキッチンの全範囲に貼ることをおすすめしています。耐火の面でも安心ですし、掃除のしやすさも実感していただけるからです。キッチンは広範囲に油が飛び散りがちですが、この建材なら油跳ねなども拭き取りやすいです。デザイン性の良さで言っても、+WONDERのシリーズはコンロ周りのみ貼るのはもったいないと思います」

館農さんは、自宅キッチンでもセラールを使用している。採用したのは「WHITEMOLL/TypeA」という大理石風デザインの物。自宅での打ち合わせの際には、実際に施工されたキッチンを紹介し、魅力を伝えている。

▲全面にパネルを施工した館農さん宅


《提案ノウハウ》まるでファッション誌!?なカタログ

提案時にはカタログ「+WONDER 2020 COLLECTION」を活用。商品説明だけでなく、モデルを使った、ファッション雑誌のような商品画像ページも特徴だ。

「デザイン性が高く、遊び心のある装丁に惹かれています」

▲思わず開きたくなるおしゃれな装丁

写真提供:アイカ工業


推薦人はこの方

▲エピカデザインオフィス(東京都文京区)館農香菜さん



リフォマガ2021年2月号掲載



⇓⇓同じテーマの記事を読む⇓⇓

年間購読(毎月15日発行・購読料8,800円)のお申込はコチラ

バックナンバーのご購入はコチラ

リフォマガのご案内はコチラ

リフォマガ

『リフォマガ』は、株式会社リフォーム産業新聞社が発行する現場担当者向けの情報誌です。 リフォーム営業マンに役立つ営業テク、現場調査の方法、商品情報を発信します。 雑誌『リフォマガ』は毎月15日に発行。年間購読料8,800円。(税込・送料込)

0コメント

  • 1000 / 1000