新型コロナで進化したリフォーム店たち~動画の活用~

新型コロナの影響で通常の対面営業が困難になった事をきっかけに、働き方を進化させたリフォーム店がある。テレワークやオンライン商談により、コロナ下において感染予防を図るだけでなく、業務効率や営業力をアップさせる事にも成功した各社の取り組みを詳しく紹介していこう。



ショールームに行けない今
動画で300万円のシャワールーム受注

ショールームへの案内が困難な今、設備提案が難しい。京滋リフォーム広では、動画を活用した営業で、約300万円のシャワールームを受注。成約までのプロセスを詳しくお伝えする。

▲メーカー各社がYouTubeやWEBサイトにアップしている設備のPR動画も活用。亀田代表もコロナ以降は、これらの動画を資料として添付するなどしてフル活用している。


Zoomとスピード対応で
問合せから約2週間で契約

ビデオ会議システムZoomを活用したオンライン営業に力を入れている京滋リフォーム広の亀田佳明代表は、5月の中旬、約300万円のシャワールームの受注に成功した。

案件は、お産で里帰りする娘さんのために、2階にシャワールームを設置したいとい依頼内容。4月末に訪問し、現場調査とヒアリングを短時間で済ませた。1~2回メールでやり取りをした後、約10日後にプランと見積書を提示。

見積書は、タカラスタンダードのぴったりサイズシャワーユニット(約300万円)と他メーカーで270万円・230万円と3つの見積もりプランを提示。タカラのシャワールーム説明には、ショールームスタッフの協力を得て撮影した説明動画も添付。タカラ以外はカタログでの説明だったため、このPR効果が抜群だった。翌日の朝には契約したいという旨の連絡が顧客からあり、翌日に300万円のプランで契約となった。5月の連休中ではあったが、素早い対応とZoomの力で2週間という短い期間でスムーズに契約に至った。

タカラスタンダードの特約店となっている同社では、ショールームスタッフの協力を得て、行う事が出来た。見積もり書はメールで送り、動画データは重いためLINEで送付。現在別に住んでいる娘さんにもYouTubeにアップされている動画を案内した。現在は在宅家庭が多く、時間に余裕のある中、家の傷みも気になるのか、在宅中だからこそ今対応して欲しいという連絡があるという。

「現在も問い合わせはあるので、コロナ終息後の中高年のリフォーム潜在顧客から問い合わせがあると考えています。」



お話をうかがったのは…

▲京滋リフォーム広(京都府京都市)亀田佳明代表



リフォマガ2020年7月号掲載

 

 

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