新型コロナで進化したリフォーム店たち~オンラインでインテリア提案~

新型コロナの影響で通常の対面営業が困難になった事をきっかけに、働き方を進化させたリフォーム店がある。テレワークやオンライン商談により、コロナ下において感染予防を図るだけでなく、業務効率や営業力をアップさせる事にも成功した各社の取り組みを詳しく紹介していこう。



メールでコーディネート提案
“インテリアをもっと身近に!”

「インテリアをもっと身近にしたい」という思いから、メールでインテリア相談を行うサービスを部位毎にメニュー化し提供している松井頼江さん。コロナ下でインテリア相談が増加しているという。

▲プレゼンシートもカタログや写真を切り貼りし伝わりやすいビジュアルに。また見積書は提案された家具類を顧客が購入しやすいように、URLを貼る。

▲北欧テイストを得意とするが、要望に応じてシンプルモダンやエレガント、フェミニン系も提案。



インテリアの部位毎にメニュー化
プロの提案をメールで気軽に

「新型コロナウイルスが流行して以降、メール相談の件数がぐっと増えました」と話すのは、インテリアコーディネーターの松井頼江さん。松井さんは、全室・LDK・クロスプランというようにインテリア提案を行う部位毎に価格を設定し、メニュー化。メールのやり取りだけで、気軽にコーディネート提案を受けられるサービスを提供する。多い時で10件以上のメール相談を手掛ける月もある。

ファーストコンタクトでは、希望する家具アイテム、場所、好みのテイスト、家族構成や年齢等を把握。部屋の図面や写真などもメールに添付してもらう。その後、プランシートと見積書を送り、家具の購入や設置は顧客自身で行う。プラン提出後の変更や質問でのメールのやり取りは、3回までとしている。

顧客は、30~40代のファミリー層が中心だ。メールは朝や夜など自由な時間にやり取り出来る点が互いにとって利点だが、注意する事も多い。松井さんが心掛けているのは、顧客を不安にさせないように、レスポンスを早く行う事。また「資料を見れば分かる」という考えは禁物。口頭で伝える時と同じように、文章でも伝える。

家具の購入額は、案件にもよるが10~100万円が相場。ニトリやIKEAを活用したプチプラコーディネートも人気だ。

「インテリアコーディネーターのWEBサイトにあるメールフォームに直接問い合わせを出来る人は、要望がはっきりしている人や、依頼の覚悟がある人。メールで気軽にプロの提案を受けられるという点が受けているのだと思います。」



お話をうかがったのは…

▲Interior works koti design.(愛知県豊田市)松井 頼江さん



リフォマガ2020年7月号掲載

 

 

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