新型コロナの影響で通常の対面営業が困難になった事をきっかけに、働き方を進化させたリフォーム店がある。テレワークやオンライン商談により、コロナ下において感染予防を図るだけでなく、業務効率や営業力をアップさせる事にも成功した各社の取り組みを詳しく紹介していこう。
YouTube動画で塗装技術をPR
適正価格の塗装を啓蒙
YouTube動画の投稿に取り組んだのが、成田塗装の大倉達也代表だ。強みにする塗装の技術力をPRする動画では、適正価格で施主から喜ばれる仕事がしたいという思いが込められている。
▲動画のタイトルは「ナリタ塗装大学」。外壁塗装の色選びや、塗装店選びのポイント、雨漏りの注意点など、プロならではの視点を活かしたマニアックな情報を、分かりやすくかみ砕いて伝える。
新規事業よりも本業のPR優先
動画でコアな塗装情報を発信
新型コロナの流行を受けて、YouTubeの動画投稿に挑戦したのが、成田塗装(大阪府寝屋川市)の大倉達也代表だ。消費の冷え込みもあり、新規事業に取り組む事も考えたが、本業のアピールに力を入れる事を選択した大倉代表。
「非常事態宣言によって自宅にいる人が増え、普段より動画を見る機会が多いのではないかと思い、YouTubeで動画を投稿していく事にしました。」と話す。
「ナリタ塗装大学」というタイトルの動画は、消費者に伝えたい外壁塗装の知識や塗装店・塗料の選び方がテーマだ。
「塗装は半製品の商品なので、施工品質がとても大切です。全国的に塗装工事の値崩れが起きている中、適正価格で受注し、しっかりした工事で喜んでもらいたいと思います。お施主様の教育でもあります。」
既にホームページから問い合わせがあった顧客から、「YouTube見ました、本物だ!」といった反応もあり、手応えを感じている。
動画は1本20分ほど。撮影は、仕事が終わり、訪問者がいなくなった夕方頃から始める。撮影はiPhoneで。特に台本等はなく、ホワイトボードに話すテーマを箇条書きしておく。
「素人の方向けに、いつもお客様へ伝える内容や言葉づかいで話すようにしています。1回目は恥ずかしかったのですが、2回目以降は慣れてきましたね(笑)。」
動画の編集作業なども自身で行う。
「業者選びに悩んでいる方の背中を押せたらと思っています。また、打ち合わせで話した内容を復習してもらう際にも、動画があると便利です。」
現在アップされている動画数は7本。(5月末現在)。今後も定期的にアップしていき、50本の動画数を目指している。
お話をうかがったのは…
▲成田塗装(大阪府寝屋川市)大倉 達也代表
リフォマガ2020年7月号掲載
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