利益を守ろう!粗利を下げない必勝メソッド
会社の利益に直結する「粗利」。粗利が減れば、どれだけ売り上げても利益が残らない。あらゆる場面に粗利を下げる落とし穴は潜む。ミスを防ぎ、粗利率をキープに成功している5人の営業たちに、粗利率を下げないメソッドを聞いた。
《対応策を知る》
ミスを起こさない!5人の達人たちのテクニック
ベテラン営業たちは、注意しなければいけないポイントを見落とさない。営業個人でも取り入れられるミス防止テクニックを身につけよう。
後回しがミスを招く
優先順位が低いものから片付ける!
ヨネヤ(奈良県香芝市)橿原・田原本店 支店長 平岡宏一さん
これまでほとんど大きなミスやトラブルがないという平岡さん。そのメソッドは特殊で、優先順位が低い仕事から片付けるからこそ、発注ミスや、やり忘れが起きないというもの。
やるべき仕事は一度全て付箋に書き出し、目に付くパソコンに貼り、終われば剥がすのが平岡さんのルール。優先順位の高い仕事から片付けるのが一般的だが、平岡さんは逆だ。通常、後回しにしがちな事から済ませ、優先順位の高い仕事はその後。重要なことであれば忘れることはまずないと話す。
「後回しにしがちな内容は、そのまま忘れて、結果抜けや漏れ、ミスの原因になります。後でいいやと、仕事を後に残さないことで、時間に余裕が生まれます」
また、発注ミスを防ぐ方法として、メールなどで発注した後、必ず電話で確認を取っている。その際、メーカー担当者に品番と個数を口頭で復唱してもらうようにしており、発注ミスを事前に防いでいる。更に、現場に物が届いた際にも、職人さんに個数と品番を確認をしてもらうが、そこでミスが発覚することは100%ないという。
無駄なし! ミスなし!即対応できる顧客資料
商談中の顧客、返事待ちの顧客と、それぞれファイルを分けて資料を持ち歩く。返事待ちの顧客については、突然連絡が来てもその場で対応ができるように、返事待ちの金額を一番手前に貼る。施主との金額のズレが生じず、確実な受注を獲得できる。
▲常にファイルを携帯
品番や個数もその場でわかるメリット
常に資料が手元にあるため、即発注ができ、時間のロスもない。施主に渡しているものと共通の資料で話ができ、認識違いや、記憶違いを防ぐ。
お話をうかがったのは…
ヨネヤ(奈良県香芝市)橿原・田原本店 支店長 平岡宏一さん
前職の接骨院、工場勤務を経て、営業職に興味を持ったことがきっかけで、3年半前に入社。入社2年目で橿原・田原本店の支店長に就任。外壁・屋根塗装をメインに平均粗利45%と高水準を確保している。
リフォマガ2023年2月号掲載
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