利益を守ろう!粗利を下げない必勝メソッド
会社の利益に直結する「粗利」。粗利が減れば、どれだけ売り上げても利益が残らない。あらゆる場面に粗利を下げる落とし穴は潜む。ミスを防ぎ、粗利率をキープに成功している5人の営業たちに、粗利率を下げないメソッドを聞いた。
NO MOREコミュニケーションエラー!
関係性づくりのポイント
施主や職人、業者とリフォーム営業が関わる人は多岐にわたる。うまく意思疎通できていなかったり、認識違いがあるとトラブルの原因に。日頃から互いに気持ちの良く過ごせる関係性づくりを心がけたい。
1. 施工不良を起こさない
京滋リフォーム広(京都府京都市)亀田佳明社長
信頼関係を結ぶために、職人とは長い付き合いを意識している亀田社長。安定した報酬を払った上でコミュニケーションを密に取る。
「一緒にお酒を飲んだり、休憩中に缶コーヒーを差し入れたり、職人の相談にのって、できる限り力になります。すると、職人の精神的な不安が減って、ヒューマンエラーによる施工不良を減らせます」
2. 施主との動画確認で現状把握
ヨネヤ(奈良県香芝市)橿原・田原本店支店長 平岡宏一さん
見積もり提出時には、現場調査時に撮影した動画を施主と一緒に見ながら説明する。すると、施主とその場で現状把握をしつつ、施工の説明ができるため、施主との認識違いを防ぐことができる。
工事が始まると、現場に行くことはほとんどないという平岡さん。しかし、工事内容が変わるタイミングで施主に必ず電話をしてコミュニケーションは欠かさない。職人とは、LINEを使い、何かあったときにも、すぐに連絡が取れる体制だ。
3. 現場をまとめて効率化
竹内建設(北海道札幌市)営業部・リフォーム課マネージャー 千葉哲也さん
同じ地域で同じ設備業者や職人に入ってもらう場合、現場をはしごしてもらっている。業者へ「この方面へ行く予定はありますか?」と聞いて、調整する。職人の移動時間を短縮、さらに人工をまとめることもでき効率的だ。
「職人さんにも聞いたところ、まとめてくれた方がいいという意見が多かったです。私自身、前職の配達業の際に二度手間で現場に行くことを無駄だと感じていたので、効率的に動きたい気持ちはわかります」
リフォマガ2023年2月号掲載
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