提案ワザを学ぼう!私の推し建材
特にこだわりはないけれど、いつも同じメーカー、変わらないカタログ…商品選定が偏りがちな方は必見。業界現場で働く営業・プランナーが愛用している設備建材「推し建材」をご紹介。使っているからこそ知っている、推しポイントや顧客に響く提案ワザを聞いた。「何を、どんな風に薦めれば喜ばれるか」を知り、自身の提案でも実践してみよう!
「スペイン本漆喰塗り壁」(グラフェンストーン)
SDGs取組みの第一歩に
スペイン産の本漆喰です。最大の特徴は二酸化炭素を吸着して分解する自然環境を守る塗り壁材だという点です。3~5缶で杉1本分のCO2吸収量と同量だということです。SDGsへの意識が高まり、消費者もこれからこうした商品を志向するようになると思います。家づくりでSDGsへの取組みといっても、どこから始めれば良いかわからない方には、これが最初の一歩として始めやすいかと思います。
石灰とグラフェンというナノテクノロジーを用いた炭素を配合したことで、耐久性も施工性も高いことも利点です。価格も1セットで7~10㎡施工でき、平米単価も1000円から1500円程度とヨーロッパの本漆喰の中でもリーズナブルだと言えると思います。このところ、自然保護の意識が高いブランドのショップの内装に多数採用されるなど、これから消費者への広がりも期待できると思っています。
オススメしてくれたのは…
インデュアホーム(岩手県花巻市)渡辺義弘さん
「エバーアートボード」(タカショー)
デザイン多彩で加工も容易
提供:タカショー
木材と違い腐らず、汚れにくく使い勝手が良い素材です。木目調以外もコンクリ調など多くの柄があります。
施工例(写真下)では目隠しを兼ねた門柱に使用しました。既製品の門柱を使用する場合と異なり、ピッチを自ら決められるので狭小地に適しています。加工しやすく、デザイナーの工夫に応えてくれる素材だと思います。同メーカーで同素材のフェンスもあり、併せて提案することで、連続性を持たせることができます。
▲石井さんが手掛けた事例
オススメしてくれたのは…
デザインアースエクステリア&ガーデン(フォーシーズン)(神奈川県藤沢市)石井伸さん
リフォマガ2021年12月号掲載
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