現調時に概算見積もりを提出するスピード対応で他社と差別化!

ワンランク上の見積書大研究!

いかに顧客から契約を取り付け、粗利を確保するか。そんな各企業の哲学が詰まっているのが見積書だ。この特集では、実際に見積書を作成し、現場で使用している営業マンたちに取材を行った。トラブルを回避するための作成の工夫から、提出のタイミングや値引き交渉への対処法など運用面まで、各人のノウハウを明らかにする。



現調時に概算見積もりを提出するスピード対応で他社と差別化!

リアンコーポレーション(栃木県宇都宮市)

現調時に、見積もり作成画面を顧客宅のTVの大画面や、手持ちのパソコンなどで拡大させながら見せて、その場で概算見積書をつくってしまうというのが「リアンコーポレーション」だ。スピード対応を売りにしながら、見積もりと実行予算の差額をほぼなくすという精度で運用できている。その秘訣を営業の新井慎一さんに聞いた。



実行予算とのずれは月1の精査でほぼゼロに

あらかじめ適正な粗利を設定しておき、商品やサイズを選んでいくと、自動で見積もりが出るシステム「K-engine」を主に水回りリフォームで用いるのが、リアンコーポレーションだ。「現調のポイントさえ押さえておけば、新人でも簡単に正確な見積書がつくれます」と営業の新井慎一さんは話す。

現調時にTVを借りてパソコンをつなぎ、K-engineの画面を見せながら説明しつつ、「これは要りますよね?」「要りませんよね?」と確認して項目を追加・削除していくと、概算の見積もりが出る。その場でプリントして渡し、本見積もりも早ければ2、3日で提出。スピード対応を売りに受注を得ている。月に1回は営業と施工担当で精査を行い、実行予算とのずれはほとんど起きないという。



「K-engine」を用いて5分で見積もり完了

LIXILの子会社であるK-engineの見積もりシステムを2019年から本格的に全社で使用する。ベースプランであれば、テンプレートを用いて3点セットの見積書も5分で作成可能だ。



セット価格の内訳をシステムで自動計算

基本的に、商品+工事費+諸経費+点検込みのセット価格で水回りリフォームを販売。本体原価と工事費原価に粗利を自動計算でのせ、内訳を分離させた見積書をシステムで簡単に出せる。



リフォマガ2021年5月号掲載



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