リフォーム後の暮らしを想起させる工夫の詰まったカラフルプレゼンシート

コレで決まった!プレゼン資料大公開

プレゼンは顧客の期待が最高潮に達し、受注を決定づける大切なシーン。最前線で活躍する設計士や営業マンは、日頃どんなプレゼンを繰り広げているのか。5人のプロフェッショナルに、各人の工夫が詰まった資料を公開してもらい、プランを魅力的に伝える見せ方の秘訣やトーク術について教えてもらった。



リフォーム後の暮らしを想起させる
工夫の詰まったカラフルプレゼンシート

見るだけでわくわくするような、カラフルなプレゼンシートをつくるのは、アドバンスで営業として活躍中の山内雄介さんだ。色味が暗くなりがちな現状写真には、青い縁取りをつけるなど工夫が光る。視覚に訴えて、暮らし方のビフォーアフターを伝える資料づくりのコツを伝授してもらう。



最小限のテキストと多数の写真で楽しく解説

「ヒアリングでは住まいに対する不満を聞いて、それを解消できるプランを考える」という山内さん。資料づくりのモットーはイメージしやすく、わかりやすいこと。プレゼンシートはカラフルに色付けして写真を多用し、ポイントを抑えた最小限のテキストでフォローする。時にはイメージ写真を使った表紙を付けることもある。そして、機能の細かい説明ではなく、暮らし方の説明になるようなプレゼンを展開していく。



《事例 「フルリフォーム」》

空き家となった実家を改築して、60代の夫婦と姉が同居することに。古くなった水回りを一新し、プライベートを分けた家にしたいという相談で、間取りを大きくいじらずに要望を叶えるような提案を行った。また、1階のリビングダイニングはひと続きの開放的な空間にし、収納力を高めるために押入れをクローゼットに変えている。


水回りのみにフォーカスしてより分かりやすく

水回りを一新するため、単純に1階、2階と分けずに、1階の水回りのみを説明するシートを別につくった。掃除のしやすさや断熱性のアップ、家事楽など暮らしの変化を強調している。


3Dパースと商品画像を上手に使い分け

姉用にキッチンや洗濯機置き場を新設する2階は、大きく変化する部分をパースで起こした。トイレや畳は商品画像を用いるなど、使い分けをしてビジュアル的にわかりやすい資料にした。



お話をうかがったのは…

アドバンス(愛知県新居浜市)松山店 山内雄介さん

宅建の資格を取得し専門学校を卒業後、不動産仲介も行うアドバンスに入社。リフォーム営業に配属され現在8年目。プランニング、図面描き、現場管理を一気通貫で行うため、仕事量は多いがやりがいを感じている。動機、目的、理由をしっかり説明できるような提案を心掛ける。



リフォマガ2021年1月号掲載



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