子どもでも分かる設備建材~キッチン収納~

多種多様で仕組みが難解な設備・建材について、5才の女の子リノちゃんがリフォーム商材に詳しいロボ助に教わるシリーズ企画。お客様に商材について詳しく説明出来るようになろう。



キッチン収納について

キッチンの収納場所はいろいろあるよ。メインは、シンクやコンロなどの下にある、ワークトップ下の収納だ。フロアキャビネットと呼ぶこともあるよ。吊戸棚も収納容量が比較的大きい。上手に使いこなしたい収納だ。また、壁面を利用した収納棚や床下収納庫などもあるね。



キッチンのいろいろな収納場所



《ワークトップ下》

ワークトップはキッチンでの主な作業場所だよね。使いたいときにすぐ手が届く場所に道具をしまっておくと作業効率が上がるよ。「どこで」「何をする」のか、「どこに収納する」のか考えることが大切だね。

たとえば、ロングタイプの吊戸棚にすると下段の棚は届きやすい高さになるよ。でも、上段は踏み台に乗らなければ届かず、使いにくいままだ。下段だけを日常使いにして、上段には重箱やお菓子づくりの道具など使用頻度の低いものをしまうといいかも。


ワークトップ下の収納タイプ


引き出し収納 使い方のコツ

■よく使うものを手前にしまう

引き出しを少し開けただけでサッと取り出せる


■引き出しの高さを有効に使う

デッドスペースをなくして収納力がアップする


■細かいものほど、定位置を決める

使いたいときにパッと見つかる



《吊戸棚》

ワークトップの上の吊戸棚は、収納力はあるのに、高い位置にあるため使いにくい。吊戸棚をじょうずに活用すれば、キッチンでの収納量は大幅にアップするよ。


▲ロングタイプの吊戸棚

▲よくあるタイプの吊戸棚



吊戸棚の種類

■開き戸タイプ

従来型の吊戸棚。開口部は大きいが、開けた扉が邪魔になる


■引き戸タイプ

開口部は狭くなるが、扉を開けたままでも作業できる


■はね上げタイプ

隣の棚の扉と干渉しないので、同時に複数の扉を開けることもできる


■昇降式

目の高さに棚を下げられるので中身を確認しやすい



リフォマガ2021年7月号掲載

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