プランナーに学ぶ床・壁・天井リフォームアイデア一問一答
施主から言われる「お願いあるある」を人気プランナーが解決。今回は、床・壁・天井のリフォーム編。優れたアイデアを提案にいかそう。
Q カーペットって手入れが面倒なイメージ…
A ウール100%なら汚れが舞わない
しあわせな家(神奈川県横浜市)日比小百合さん
ウール100%のカーペットは、調湿効果もあり、冬場にフローリング特有の足元がひやり、ということもありません。汚れを気にされることの多いカーペットですが、むしろほこりが舞い上がりにくいので、手入れは基本的には掃除機をかけるだけで十分です。濃い色でも、圧迫感がなく、穏やかな印象でまとまります。
天井は、リビングなら広く見せたいので明るいものを選びますが、寝室なら逆に暗めの色の方が、安心感があり安眠効果を得られます。こうした、より良い睡眠を得られる空間作りにこだわったしつらえを「ねむリノベ」として提唱しています。
折り上げ天井だけ濃い色に
梁は、現場によって壁・天井どちらに揃えるか変える。梁の多いマンションなら、壁・天井を同色にすることで梁が目立ちにくくなる。
このケースでは、クロスの納まりの関係で壁と同色にし、天井だけ暗い色であえて低く感じさせ、安心感を得られるように仕上げた。
貼る範囲を限定してコストダウン
限られた予算内で、施主希望のエコカラットを使用する工夫。ベッドの高さをあらかじめ聞き出し、そのサイズに合わせて壁面に施工した。全面に貼るよりコストを抑えながらも、施主希望の柄を採用できた。
リフォマガ2024年2月号掲載
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