プランニング進行のポイント
1. 仕様決めあれこれ
【どこでも使える鉄板テク】カタログ先手でストレス軽減
ホームテック 彦坂綾乃さん
仕様決めに時間がかかったり、決まりきらないまま工事がはじまってしまったりと進行に支障をきたすこともある。そうなると工期に遅れがでたり、発注ミスの原因にもなりかねない。仕様決めをするテッパンテクを使って、打ち合わせをスムーズにしよう。
クロスやフローリングといった内装は、打ち合わせの初期段階でカタログを施主宅へ送っておく。渡すのは好みに合いそうなカタログ、量産クロス2冊+1000番台1冊程度。
クロスを気にしている施主が多く、「いつ決めるんだろう?」がわからないとストレスの原因になるので先回りのケアが重要だ。
「『ここまでは予算内、こちらだと高くなる。気になったものがあればいつでも教えてく欲しい』と伝えると、お客様主体で選んでもらえますよ」(彦坂さん)
【どこでも使える鉄板テク】独自の比較資料でクロス決め
アートインテリア 伊藤裕美さん
クロス決めは、好みのテイストやデザインをヒアリングした上で比較資料をつくる。カタログのイメージ画像出力と、カットサンプルを切り貼りしてA4用紙にまとめてファイリング。パラパラめくれて施主にも喜ばれる。
【キッチンで使える鉄板テク】松竹梅プランの違いを提示
グリーンランド 湯本真紀子さん
水まわりは、打ち合わせ時に聞き出した趣味・嗜好・予算から施主に合う商品を選び、松竹梅に絞り込んで提案。それぞれの違いと見るべきポイントをアドバイスして、あとは実際にショールームで見て決めてもらう。すると、施主だけでショールームに行っても比較しやすく決めやすくなる。
【キッチンで使える鉄板テク】初回打ち合わせでメーカーを絞る
アートインテリア 伊藤裕美さん
初回打ち合わせでは、こだわりや今のお困り事などのヒアリングに専念しつつ、メーカーを絞りこむ。「作業性・機能ならタカラスタンダード、デザインならTOTO、LIXIL」と選択肢を提示すると、どのタイプかみえてくる。後日ご要望や使い勝手に合いそうな商品を1~2つに絞って提案する。初回で方向性を決めれば、ブレが生じず、仕様決めがスムーズだ。
【トイレで使える鉄板テク】こだわりのカウンター優先
住宅R工房 蛭牟田展衣さん
はじめにポイントとなる造作カウンターとボウルの色柄を決めてから、ほかの内装を決めていくと、全体のバランスが取りやすい。
【トイレで使える鉄板テク】工程順に仕様を決める
ひかり工務店 山﨑幸子さん
仕様決めはトイレ本体→照明→床→壁、と工事の工程順。金額に影響したり、電気関係の手配の必要があり、後がスムーズになるからだ。床・壁はA4サンプルを組み合わせて決める。
リフォマガ2023年4月号掲載
⇓⇓同じテーマの記事を読む⇓
0コメント