仕上がりの色以外にも、屋根・外壁塗料を選ぶ際に気をつけたいポイントがいくつかある。普段から外装リフォームを提案している5名に、それぞれお勧めの塗料と塗装営業ノウハウを聞いた。
つやなしバリエーションの多さが◎
《屋根》
ルーフマイルド Si 水谷ペイント
系統:シリコン樹脂系
同メーカー内での価格帯:中価格帯
弱溶剤ポリウレタン樹脂のルーフマイルドUをベースに、シリコン成分を付加させた屋根用塗料。弱溶剤なので環境に優しく、臭いもきつくない。
外装塗料の基本はつやありですが、必ず施主につやの有無を確認します。ほぼ三分つや~つやなしになります。(薄田さん)
《外壁》
プレミアムシリコン エスケー化研
系統:シリコン樹脂系
同メーカー内での価格帯:中価格帯
清掃性が高く、雨で汚れが流れてきれいが長持ちする。臭いが薄い水性塗料が充実。
家が密集した住宅地では工事中の臭いが施主や近隣住民のストレスに。水性塗料の種類が多いこのシリーズがおすすめです。(薄田さん)
薄田さん、栗山さんの塗装営業術
イメージ違いはパースで防ぐ
打合せ前や提案時には外観パースの画像を複数、施主に渡す。破風・木部など細部の色違いを数枚見せ、施工後のイメージ違いを防ぐ。
▲パースはCADで作成。手渡しまたは、メールで施主に送る
教えていただいたのは…
ネクストライフ(千葉県印旛郡栄町)薄田直樹さん
ネクストライフ代表。営業・施工管理として内装のほか、外装メンテナンス・ガーデン工事も手がける。
なごみ工房(千葉県佐倉市)栗山映子さん
ガス会社のリフォーム部門に就職。2012年よりなごみ工房主宰。提案営業、設計を手がける。
使うことが多いメーカー :エスケー化研、水谷ペイント
かつて同じ会社で働いており、独立後も塗装の案件では協業している2人。薄田さんが職人の手配・塗料選び、栗山さんが色の提案を担当。
リフォマガ2023年3月号掲載
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