仕上がりの色以外にも、屋根・外壁塗料を選ぶ際に気をつけたいポイントがいくつかある。普段から外装リフォームを提案している5名に、それぞれお勧めの塗料と塗装営業ノウハウを聞いた。
シリコン1液でも高耐久実現
《屋根》
ルーフペイント シリコンルーフⅡ 日本ペイント
系統:シリコン樹脂系
同メーカー内での価格帯:中価格帯
積雪・滑雪などの厳しい自然環境に耐える、高い耐久性がある。冬場の施工にも安心の速乾タイプで、高い作業性・光沢感が得られる。1液タイプなので、硬化剤を入れる手間やネタが残らずムダがない。
シリコンは紫外線に強い!中間価格帯でコスパがよく、信頼できます。(佐田さん)
《外壁》
パーフェクトトップ 日本ペイント
系統:ラジカル制御型系
同メーカー内での価格帯:中価格帯
紫外線による塗膜劣化対策の独自技術「ラジカル制御」で、シリコングレードを超える耐久性を実現。ポリマーが塗膜間の隙間を埋め、緻密な塗膜をつくるため、高い光沢をもつ。
一度フッ素を塗るとずっと塗り続けることになるので、いきなりは勧めづらい…その点こちらは中価格帯でコスパ◎。提案しやすいです。(佐田さん)
佐田さんの塗装営業術
塗装すべき時期を必ず伝える
他の工事で訪問した時でも、築年数に応じて外壁塗装すべき時期は必ず伝える。「数年後でもやったほうがいいですよ、と伝えることで、数年後に頼んでくれる方もいます」(佐田さん)。
アフターメンテナンスの訪問時に声かけして案件につながるよう、会社として取り組んでいる。寒冷地なので、春ごろに塗装を考える顧客が多く、年末挨拶のタイミングが受注のきっかけになる。
教えていただいたのは…
近江建設(山形県山形市)佐田依里さん
入社10年、リフォーム営業としては7年目。営業と設計を主に担う。契約後は現場監督と共に案件を進めている。
使うことが多いメーカー :日本ペイント
リフォマガ2023年3月号掲載
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