リビングの主役になるデザインキッチンのアイデア
毎日使うから、キッチンは便利さだけでなく、居心地がよく、料理が楽しくなるようなお気に入りの場所にしたい!そんな理想を叶えるオリジナルなデザインキッチンを紹介。
空間をゆるやかにつなげるクローズドキッチン
空間社(東京都世田谷区)宮本泰則さん
窓の外に季節を感じる落葉樹が広がる、まるで森の中に建つようなマンションに惚れ込んだお施主様。しかし、既存のキッチンでは景観を楽しむことも、家族の気配を感じながら過ごすこともできませんでした。そこで、リビング、ダイニングとキッチンとの間仕切りを一度完全に取り去り、「仕切りながらもゆるくつながる」ように空間を再構築しました。独立キッチンでありながら、間仕切りをアイアンフレームのガラスにすることで、開放感がもたらされ、光を取り入れられるようになりました。
ガラスの間仕切りと扉で視覚的に連続性を
ダイニングとの間にアイアンフレームの窓と扉を設けた(図面◆)。扉を閉めても、視界が遮られず、エリアをゆるやかに仕切り、光が届く明るいキッチンに。
▲すっきりとしたLDK。エリアを仕切りつつも、家族の気配を感じられ、窓からお気に入りの景観を眺めながら料理を楽しめる
実用的で美しいステンレスキッチン
料理が趣味の奥様。キッチンは実用性を求めて、スタディオンのステンレスのキッチンフレームと、業務用でありながらも、美しいデザインの松岡製作所のステンレスキッチンを採用し、お手持ちのガスオーブンをレイアウトできるようにプランニング。キッチン内には収納スペースもたっぷり確保。クローズドキッチンなので、いつでも気兼ねなく料理に集中できる。
▲キッチンの廊下側の出入り口はかわいらしいアーチ型に(図面★)。廊下、キッチン、リビングは回遊できる
▲キッチンの内装は、ステンレスとのコンビネーションもよいレンガ調のタイルで、男前な雰囲気に仕上げた。キッチンツールなどはつるす収納とオープン棚収納にして、ワンアクションで使いやすく
リフォマガ2023年1月号掲載
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