快適で機能的な寝室のアイデア
一日のおわりとはじまりを過ごす寝室は大切にしたいスペース。既存の良さを生かし+αの機能を備えた居心地のよいこだわりの寝室リノベーションを紹介。
団地の良さを生かしたワークスペースのある明るく開放的な寝室
MUJI HOUSE リノベーション事業部(東京都豊島区)松本雄作さん
薄暗い印象だった部屋の中央に光が届くようキッチンそばにあった物入れと押し入れを解体し、リビング・ダイニング・寝室をつなげることで、部屋全体が明るく開放的な空間になりました。ふすまを開けると一室になる団地特有の間取りをそのまま生かし、どこにいても回遊できる動線になっています。2つの寝室は南側に面し、生活音が気になるLDKから少し離れた場所でテレワークができるよう、押し入れを活用してワークスペースを設けました。
光と風が通りぬける空間に
南に面した2つの寝室。ふすまを開けると、南北に光と風が通り抜ける。寝室の床には、無印良品とURの共同開発パーツである「麻畳」を採用し、和室だった寝室にベッドを置いて洋室として使用しても違和感がないように設えた。
「半透明ふすま」で明かりを取り込む
ダイニングと寝室の間のふすまはMUJI×URの共同開発パーツである「半透明ふすま」(1)。ふすまを閉じても、南面からの光が部屋の中央まで届き、ダイニングも明るくなった。同じく、共同開発パーツの、2つの寝室の間の「ダンボールふすま」(2)を開ければ、さらに広がりのある空間に。
MUJI×URの「壊しすぎず、作りすぎない」というコンセプトのもと、物入れを解体した際に現れた下地の木軸壁を生かし、壁面本棚にアレンジ(図面★)。収納棚隣の既存の柱を生かして設けた間仕切りも明かりを取り込む「半透明ふすま」。
押し入れを活用したワークスペース
寝室の押し入れの中棚に白い化粧板を貼り、デスクをつくった。もちろん収納としても使用可能。暮らし方にあわせ、自由に利用方法を選べるプランニングがポイント。
リフォマガ2022年11月号掲載
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