快適で機能的な寝室のアイデア
一日のおわりとはじまりを過ごす寝室は大切にしたいスペース。既存の良さを生かし+αの機能を備えた居心地のよいこだわりの寝室リノベーションを紹介。
書斎、キッチンと一緒に「箱」におさめたユニークな寝室
スマサガ不動産(東京都渋谷区)望月茉莉子さん
2LDKをワンルームに変更し、寝室、書斎、キッチンを部屋の真ん中の白い箱形の空間にひとつにまとめました。寝室を「箱」の中にいれることで、小さくても、特別感があるスペースが完成しました。箱の中にある収納は、デザイン性を損なわず、すっきり見えるよう位置や素材を工夫しました。
写真:平林克己
リビングになじむくつろぎのスペース
寝室はリビングに隣接しているので、ベッドに腰かけてくつろぐこともできる。寝室の隣は書斎。玄関から書斎、寝室の壁を一直線にくり抜くことで、バルコニーの大きな窓から光が部屋の奥まで届く。箱がよりきれいに見えるように、リビングの壁と箱の塗装の白色を微妙に調整し、変化をつけた。
▲玄関から、壁の開口部を通して窓の外に広がる緑が見えるように箱をデザイン。帰宅後一番に自慢の美しい景色を楽しめるよう、あえて部屋の中心に「箱」を設けた
▲寝室に面している日当たり抜群の明るいリビング
▲箱の寝室スペースの上部にはあえて天井を設けていない。圧迫感をおさえ、空間が広く感じられる
プライベート感のある書斎
同じ箱におさまる寝室横の書斎。反対側には収納スペースも。壁と同じ白い天井を設けることで、よりおこもり感のある落ち着いた空間に。
箱の側面はコンパクトなキッチン
得意な料理を楽しめるコンパクトでシンプルだが、厨房のようなステンレスキッチンを造作した。
▲洗面スペースは玄関から入ってすぐ、箱に隣接して設けた。箱をぐるりとまわるとリビングに進む。照明は必要な場所にお気に入りのものを最小限に設置
リフォマガ2022年11月号掲載
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