勝手に比較!住宅の設備・建材まとめてみました!~クッションフロア編

デザインと機能性が向上

水まわりで使用されることが多かったが、最近ではデザインや機能性が向上し、リビングなどの居室でも使用されるようになってきた。



水まわりだけじゃない
デザインや機能性が向上

「CF(シーエフ)シート」とも呼ばれるクッションフロアは、厚さ1.8~3.5mm程度の塩化ビニール素材でつくられるシート状の床材だ。水に濡れても汚れがついても染み込むことがなく、ふき取りだけで済む。そのため、一般的にはキッチンや洗面所、トイレの床など水まわりで使われることが多い。

そのクッションフロアの需要にここ数年変化が起きている。清掃性やクッション性の他にも、消臭や防菌、防カビなどの機能性が充実し、子育て世帯やペットを飼っている世帯を中心に水まわりだけでなく、リビングや洋室等でも採用されるようになってきている。

また、柔らかいシート状の素材で施工がしやすく工期が短いため、コストを抑えることが出来る。



クッションフロアのメリット・デメリット

メリット

  • 水や汚れが染み込まずふき取りやすい
  • クッション性があるため転んでも痛くない
  • 下階に音が響きにくい
  • 施工しやすく工期が短い
  • 他の床材に比べて安価で豊富なデザイン


デメリット

  • 傷やへこみが付きやすく耐久性が低い
  • 通気性が悪く湿気がこもりやすい
  • 商品によっては安っぽく見えてしまうことがある



【知っておこう!】クッションフロアが適している場所

  • 洗面所やトイレ、キッチンなどの水まわり

日常的に水滴がつきやすいところでも、耐水性があり汚れを落としやすい

  • 子ども部屋

表面が柔らかくクッション性に優れているため、小さな子どもがいても安心

  • ペットがいる部屋

クッション性があるためペットの足腰にやさしく、汚れの拭き取りもしやすい。表面が滑りにくいペット用もある



【豆知識】お手入れは2週間に1回水ぶきでOK

クッションフロアは耐水性があり、ほとんどの汚れは水ぶきで簡単に落とすことが出来る。長期間放置した黒ずみなどの頑固な汚れは、薄めた中性洗剤などで拭き取りを。汚れが落ちないからといって、ゴシゴシと拭いたり、メラミンスポンジの使用は、表面のコーティングも一緒に剝がしてしまうのでNGだ。



クッションフロアの機能いろいろ

ペット対応

消臭機能で気になるペット臭、トイレ臭を軽減。フローリングに比べて滑りにくいため、ペットの足や関節への負担も軽減できる。

▲LHP81432(リリカラ)


遮音タイプ

2.9mm厚のウレタン発泡層が階下への音の伝わりを軽減。高いクッション性で衝撃も緩和する。

▲LM-11206(サンゲツ)


床暖・土足対応

2.3mm厚の優れたクッション性と土足でも使える高い耐摩耗性で土間や玄関などで使える。S・SXGタイプは床暖房にも対応。

▲S5503(シンコールインテリア)



クッションフロアのデザインいろいろ

カラーパーケット

木の質感とマルチカラーの組み合わせで遊び心のあるデザインに。

▲CM-11230(サンゲツ)


ヴィンテージ風

アイアンの家具などと合わせてインダストリアルな空間に。

▲CF3507(東リ)


畳風

畳風で落ち着いたくつろぎの空間に。

▲CF3537(東リ)


ブロックチェック

テキスタイルなデザインでレトロな印象に。

▲E5113(シンコールインテリア)


ポップ

カラフルでポップな子ども部屋などに。

▲CM-11249(サンゲツ)


クォーツサイト

ロック調で玄関などにも最適。

▲SXG5552(シンコールインテリア)



リフォマガ2023年5月号掲載

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