5大メーカーシステムバス清掃性　徹底調査～浴槽周辺～

汚れやすい場所別に各社の取り組みを紹介します

5大メーカーシステムバス清掃性　徹底調査

いつの間にか発生するお風呂のカビや汚れに毎年頭を悩ませている方も多いのでは？リフォマガでは、システムバスメーカーの清掃性に対する取り組みを汚れやすい場所別に調査しました。清潔な空間はリラックスにも繋がります。新型コロナウィルス感染拡大防止の影響で、日々の暮らしに閉塞感がある今だからこそ、リラックスできる空間作りをお客様に提案できるよう準備をしてみては？

浴槽周辺

《TOTO》

お掃除ラクラク人大浴槽
水や汚れを弾く表面特殊処理を採用した浴槽

浴槽の表面に水や皮脂汚れを弾く表面特殊処理を採用。はっ水・はつ油技術で水も皮脂も弾き汚れが付いても簡単に除去できる。また、浴槽形状はつかり心地を考慮した曲線のあるフォルムで、くるっとひとふきで浴槽洗いができる。さらに、汚れや水あかがたまりやすい浴槽排水口から、フランジ（金具）をなくしたので、排水口まわりに溝がなく、すっきりした形状になり、お手入れが楽になった。

おそうじ浴槽
ボタンひとつで排水、洗浄、お湯はりまで

風呂ふたを閉めてボタンを押すと、自動的に排水栓が開閉し、使用後の排水から始まり、楕円型のノズルが浴槽の隅々まで洗浄し、お湯はりまでしてくれる。入浴直後に毎日使用することで、手洗いは2週間に1回程度に。洗剤の補充も通常1か月に1回程度でOK。おそうじ浴槽と床ワイパー洗浄（きれい除菌水）のあわせ技で、マルチリモコンのボタンひとつで掃除を完了できる。

▲入浴直後に毎日使用することで、手洗いは2週間に1回程度に

《Panasonic》

スゴピカ浴槽
はっ水・はつ油成分を練りこんだ浴槽

浴槽素材に、はっ水・はつ油成分をしっかり練り込んでいるので、水や汚れを弾き、汚れにくくなっている。お手入れは、軽くふくだけで綺麗になり、簡単で楽々。また、しっかりとした厚みがあり、表面が硬くてなめらかなので、傷がつきにくく綺麗が長続きする。腰をかけたり、身体をあずけたときの上質感と肌ざわりも良い。

▲皮脂油の防汚性能比較（オレイン酸付着実験）：スゴピカ素材は、FRPより汚れを弾くことがわかる。※オレイン酸（赤く着色）とは皮脂の主成分。化粧品にも含まれる

《タカラスタンダード》

キープクリーン浴槽
FRP浴槽の3倍硬いアクリル入造大理石浴槽

汚れが落ちないのは、汚れが傷に染み込んでしまうから。だから、傷付きにくい素材にすることで、汚れにくくなる。キープクリーン浴槽は、FRP浴槽の3倍表面が硬く、頑丈なので、傷が入りにくい。皮脂汚れに見立てた油性ペンの汚れも、洗剤とシャワーだけで、綺麗に落とすことができる。また、FRP浴槽と比べて凹凸が無く、なめらかな質感。上品な手触りに入浴中のくつろぎ感も高まる。

▲キープクリーン浴槽は、FRP浴槽の3倍と表面が硬く、頑丈なので、傷が入りにくい。皮脂汚れに見立てた油性ペンの汚れも、洗剤とシャワーだけで、綺麗に落とすことができる

鋳物ホーロー浴槽
キープクリーン浴槽よりさらに硬い浴槽

表面がガラス質で、微細な凹凸もなく、FRP浴槽の5倍の滑らかさだから、汚れにくい。例えば、油性ペンで書いても簡単に落とせる。また、表面硬度が非常に高いため、力を入れてこすっても、日常のお手入れでは傷つきにくい。

リフォマガ2020年6月号掲載

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