屋根カバー工法(スレート)現場管理のポイント~ルーフィング施工

現場に毎日行けない!だからこそ、行くタイミングが大切!

リフォーム現場管理はココがとっても重要!

スレート屋根のカバー工事は、大きな材料を搬入、取り付けするため、風の煽りを受けやすい工事だ。また金属の切断時に鉄粉が風に舞う危険があるため、車や自転車などに鉄粉が付着しないように養生をする等の対策も必要となる。一方、屋根工事ではさまざまな部材を使用するため、施主から部材の役割についての質問があるかもしれない。事前に名称と役割についても把握しておこう。



《ルーフィング施工》ビス留めと粘着の2つの方法

屋根面にしっかり固定する

ビス留め仕様の場合

改修用軒先水切りの先端から50mmほど離し、ルーフィングを張っていきます。改修用軒先水切りとルーフィングは両面防水テープで密着し、その他の部分の固定には板金片を用いて皿頭ビス(釘)で留め付けます。この時、ビスが野地板まで通りしっかり固定されていることをチェックします。


粘着仕様の場合

粘着剤付きのルーフィングを使用する場合、ビス留めは不要です。粘着性が悪くならないよう、既存の屋根面の汚れや苔、砂などをきれいに取り除いてから施工することが重要です。裏紙をはがしながら、まっすぐに張っていきます。



軒先から棟に向かって張っていく

既設のスレート屋根材の上にルーフィングを下(軒先)から上(棟)に向けて施工します。ルーフィングは、上下方向に100mm以上、左右方向に200mm以上重ね合わせていきます。どんなに丈夫で耐久性があるルーフィング材を選んでいても、この重ね部分が足りなければ雨水を通してしまいます。屋根が2重になるとはいえ、既存屋根に打つビス穴から水が侵入する可能性がありますので、屋根防水の最後の砦となるルーフィングをしっかりと施工しましょう。



【ココが大事】

  • ルーフィングは改修用軒先水切りの先端を50mm程度残し、軒先から棟に向かって施工する。
  • ルーフィングを屋根にビス(釘)留めする時は、板金片をかまし、野地板までしっかりと固定されていることを確認する。(下イラスト参照)
  • 粘着剤付きのルーフィングを使用する場合は、既存屋根上に汚れなどが無いことを確認して施工する。
  • ルーフィング材は上下方向に100mm以上、左右方向に200mm以上重ねて施工する。


【施主はココが不安】

“ウチの屋根は複雑な形をしているから雨漏れのリスクが高いって言われたことがあるけど、大丈夫かしら”

屋根の形状が複雑になると「谷」となる部分ができます。そこに雨水が集中するため雨漏れ対策として補強用のルーフィングを先行して取り付けます。また風雨にさらされる「棟頂部」の箇所数も複数になりますが、ルーフィングを重ね張りしてしっかり補強いたします。

→イラストの例のように、棟頂部・谷部は両方向に250mm以上折り返し重ねあわせます。雨水が集中する谷部は、補強用のルーフィングを先行して張りつけてから本体のルーフィングを施工します。



リフォマガ2022年12月号掲載



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