現場に毎日行けない!だからこそ、行くタイミングが大切!
リフォーム現場管理はココがとっても重要!
サイディングが外壁材の主流となって久しく、リフォームに於いてもサイディング外壁のリフォームが多くなっている。注意したいのは、塗装とセットでシーリング工事があることだ。工期が長くなることに加え、防水がらみのシーリング工事は施主の関心が高い。チェックポイントを押さえてしっかりフォローしよう。
《塗装工事》塗料による施工方法の違いに注意
塗料により工程が違うので注意しよう
サイディングは多色使いのデザインが多く、「単一塗装(1色塗り)」ではイメージが変わるからと、サイディングの柄をそのまま残せる「クリアー塗装」の需要も増えています。下地の状態やサイディングの塗膜によって希望通りに出来るとは限りませんが、どちらを選ぶかによって工程が大きく変わります。クリアー塗料は透明なので、塗り残しをチェックしにくいことがあります。
単一塗装 下塗り→中塗り→上塗りの3度塗り
▲下塗り
▲下塗り乾燥→中塗り
▲中塗り乾燥→上塗り
クリアー塗装 下塗りなしで2回塗り
▲クリアー1回目
▲クリアー2回目
一般的にシーリングは後打ち
シーリングの上にクリアー塗料を塗ると黒ずみなどの問題が起こることが多い。クリアー塗装ではシーリング打ち替えを塗装後に行うか、シーリングの上にマスキングテープを貼ってから塗装するのが一般的です。塗料の注意書きをチェックしましょう。
【ココが大事】
- 各工程で塗料をしっかり乾燥させる。
- 換気扇フードなどの付帯部はサビを落とすなど、下地処理をしてから塗装する。
- 特にクリアー塗装は塗りムラや塗り残しがわかりにくいため、見落としに注意を。
【施主はココが不安】
“サイディングの溝に塗料が入るので、塗料を重ねるたびに凹凸が無くなってしまうんじゃない?”
塗料を塗るローラーにはいくつか種類があります。例えば溝が深い場合は奥まで毛先が届くローラーを、浅い場合は毛足が短いローラーを使うといった具合にローラーを使い分けています。そのため溝の中に塗料が必要以上に入る心配はありませんが、そのように感じる場合は塗装で一色塗りになったことも一因かと思います」
→塗装を重ねると、表面の凹凸感が無くなってくると感じるかもしれません。最近は立体感を出すグラデーション塗装等、サイディング塗装用の工法が増え、提案のバリエーションも豊富になってきていますので要チェックです。
【グラデーション塗装工法って何?】
サイディング塗装の工法のひとつで、器具はローラーを使います。多彩な色彩で自然かつ立体的なデザインに仕上げるため、レンガや石などの質感を塗装で表現できるというものです。ただし、工程が増えて工期も長くなります。
リフォマガ2022年7月号掲載
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