現場に毎日行けない!だからこそ、行くタイミングが大切!
リフォーム現場管理はココがとっても重要!
サイディングが外壁材の主流となって久しく、リフォームに於いてもサイディング外壁のリフォームが多くなっている。注意したいのは、塗装とセットでシーリング工事があることだ。工期が長くなることに加え、防水がらみのシーリング工事は施主の関心が高い。チェックポイントを押さえてしっかりフォローしよう。
《検査・足場解体》足場解体前に検査と確認
検査と同時に補修できるものはその場で行う
検査は足場解体前と解体後に行います。足場解体前の検査では、塗装の職人も一緒に建物周りを確認します。塗りムラや汚れなどの軽微な不具合は、その場で直します。養生テープを剥がした後の検査なので、テープの隙間から入り込んだ塗料がサッシ枠などに付着していればふき取ります。
足場解体
足場解体中は、人の出入りに注意して、声掛けを徹底しましょう。また大きなトラックを止めているので、近隣に配慮が必要です。
解体後検査・片付け
足場組立時に移動したものを元の場所に戻します。足場部品の忘れ物がないか、解体でキズをつけたものがないか確認します。
【ココが大事】
- 足場解体前の検査では、メッシュシートを畳むなどして明るくすると確認しやすい。
- 車庫など、資材置き場にしていた場所の清掃は念入りに。ビスが落ちていることもある。
- 足場解体後、部材の忘れ物が多いので、解体後に建物をひとまわりして確認する。
【施主はココが不安】
“足場を壁に固定しているけど、足場を解体したら、穴の補修ができなくなるよね?”
「足場と壁を固定するために取り付けた『壁つなぎ』は、足場を解体する職人が外し、外したあとの穴の補修も同時に足場職人が行います。シーリングの部分ですので、シーリング材を打って穴を埋めます」
→足場を設置する際に、足場を安定させる目的で外壁に穴を開けて足場とつなぐ「壁つなぎ」を設置することがあります。撤去すると壁に穴があくため、足場を解体する職人がその場で補修することになります。
“塗料が少しずつ入れ物に入れて置いてあるけど、これは何?”
「これは補修用の塗料です。よろしければ置いていきますが、いかがしましょう」
→完了後も置きっぱなしにしていると、忘れ物かと心配されるので一言説明しましょう。塗装の職人が、入れ物に塗装箇所を書き込んでくれています。持ち帰ってくださいと言われることもありますが、その時は適切に処分しましょう。
リフォマガ2022年7月号掲載
⇓⇓同じテーマの記事を読む⇓⇓
0コメント