施主・職人と情報を擦り合わせ 工事の手戻りや発注ミスを徹底防止!

成功事例に学ぶ 粗利率改善ノウハウ

せっかく獲得した案件も、工事ミスや商品トラブルが相次いで、フタを開けたら、低い粗利率に愕然としたり、徒労感を覚えたりする事はないだろうか?ミスや失敗を防ぐ仕組みづくりを今すぐ行い、大切な粗利を確保しよう!



【成功事例 5】

ホカマホーム(沖縄県中頭郡)棚原 将太常務取締役

施主・職人と情報を擦り合わせ工事の手戻りや発注ミスを徹底防止!


忙しい時期の確認漏れ認識違いに注意

ホカマホームの棚原将太常務取締役は、粗利率アップに向けて様々な改善を試みている。職人や施主との認識違いを防ぐため、現場管理アプリで現場写真を逐一共有したり、使用する商品やプランの情報を1冊のファイルにまとめておいたりする。これにより常に情報のすり合わせを行う事で、粗利逼迫に繋がる、ミスやトラブルの防止に努める。

「過去には、1個前に決まったプランやカラーで、発注してしまう事もありました。忙しくなり慌てるとミスや確認漏れが起きがちなので、様々な改善を行っています。」



様々な資料を1冊のファイルで管理顧客との認識違いを防止

顧客との認識違いを防止するため、情報の管理をひと工夫している。1冊のファイルに見積書・平面プラン・使用資材一覧をまとめる事で、見やすく、後々のトラブル防止にも役立っている。

「リフォーム工事は複雑な場合も多く、商談時は理解出来ても何回か商談を重ねていると色や仕様が後から分からなくなってしまう事があります」。

他社が見積書だけの場合など、〝ココまでやってくれたのね〟と施主からも喜ばれ差別化に繋がっている。

▲図面等の資料や使用する資材を一覧でき、混乱を招きにくい



金額の基準を設け、根拠を明確に

1年前に棚原さんが実施したのが、社内における見積もり金額の標準化だ。これにより、新人の営業マンでもスムーズに見積書を作成する事が出来るようになった。面積に応じた床の撤去費用や、壁の張替え、キッチンパネルの張替え、幅木取替えなど、あらゆる工事項目においてどの作業にどれくらいの金額がかかるのかを明確にした。標準化する事で、社内の若手営業マンが適正価格で見積もれるようになった。



1日に4回写真アップで手戻り防ぐ

同社では、現場管理アプリANDPADを使用。毎日10時・12時・15時・終了時に、職人に現場の写真をあげてもらう事で、状況を管理し工事の食い違いを防止する。

「現場の状況を細かく管理する事で、認識違いをいち早く発見し、工事の手戻りを防ぐ事が出来ます」

現場進行中は、発注ミスや職人が予定の範囲外の所まで工事しようとしていたなど、想定外のトラブルが発生する。またこれにより、営業スタッフの現場管理の負担が軽減した。



お話をうかがったのは…

▲ホカマホーム(沖縄県中頭郡)棚原 将太常務取締役

現在41歳。元々土木の仕事をしていたが、7年前にリフォーム営業に転身。プレイングマネージャーとして、10名在籍する営業マンを統率する。趣味は釣りや読書。



リフォマガ2021年2月号掲載



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