低コストで工期が短い
「ユニットバス」とは、工場であらかじめ成型された壁や床、天井などのユニットを現場で組み立てるタイプの浴室のことです。
オーダーメイドの在来工法の浴室と比べ、低コストで工期が短く、そして、防水性に優れているというメリットがあります。
但し、規格部材品のため、サイズ、仕様の組合せには限界があります。壁、床、天井、浴槽を規格外から選択することはできません。また、配管配置の関係上、在来工法の浴室より若干狭くなってしまうデメリットもあります。
以前は狭い上にデザイン性も低いというイメージがあったユニットバスですが、配管配置の工夫によって、デッドスペースを少なくし、より広い浴室を確保することが可能になりました。
またアクセントパネルや床の色柄が豊富になり、更にお手入れも楽になって、リラックス空間として快適性が向上しています。
さらに、半身浴ができるステップ付やミストサウナ、換気乾燥暖房機、浴槽のカラーバリエーションなども充実しています。ユーザーニーズに合わせて商品を提供することができます。
商品選びのポイント
清掃性の高さと保温性能
清掃性の高い商品を選びましょう。
翌朝まで水分が残らないように排水性が高く、乾きやすい床材を使用しているかどうかをチェックしておきたいものです。排水口のゴミが取りやすいかも確認したいポイントです。
さらに、保温性能も重要です。保温性能の向上が高まっており、中には5時間半経っても湯の温度が2.5℃しか下がらない浴槽もあります。
また、浴槽だけでなくユニットの床や壁・天井に断熱材を入れ、浴室そのものを冷えにくくしたものもあります。
1分間で理解するユニットバス
チェック1 スタンダードな浴槽サイズの4種類(内寸)
チェック2 ユニットバスのチェックポイント
トレンド
キーワードとしては、省エネ、清掃性、快適性がテーマとなっています。
追い炊きを少なくする保温性の高い浴槽や、節水効果の高いシャワー、濡れた床が翌朝にはカラリと乾いている状態になる機能は、いまやユニットバスの基本性能と言われるまでに浸透しています。
さらに床の自動洗浄機能や、肩湯機能が付いた浴槽など、多彩な機能が登場しています。
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