転倒やヒートショックを防ぐ安全な浴室

入口の段差でつまずいたり、濡れた床で滑ったりと様々な危険が潜む浴室。安全な浴室でケガや事故を防ごう。


安全な浴室 ポイントはこれ!


◆扉は安全な引き戸に

万が一浴室で倒れたときに、内開き戸では外から開けることが難しくなる場合がある。浴室の扉は引き戸か折れ戸にし、浴室と脱衣所の間の段差もなくしておく。


◆滑りにくい床で転倒を防ぐ

ツルツルしたタイルの床や水はけの悪い床は滑りやすく、転倒する危険がある。浴室の床は、水はけがよく、濡れても滑りにくいものを選ぶ。


◆出入りしやすい浴槽で転倒を防ぐ

浴槽が高いとまたぐ際にバランスを崩して転倒する危険がある。浴槽は高さ40~45㎝程度とし、浴槽への出入りを補助する手すりを設置する。


◆温度差をなくしてヒートショックを防ぐ

ヒートショック対策として有効なのは、浴室や脱衣所を暖かくし、部屋間の温度差をなくすこと。暖房機や床暖房などを設置し、入浴前に浴室や脱衣所を暖めておこう。



浴室に潜む危険

●段差でつまずく

●濡れている床で滑る

●熱湯でやけどをする

●熱くなった水栓を触ってやけどをする

●浴槽に入るときにバランスを崩す

●湯船の中で気分が悪くなる



【提案のヒント】

きららホーム(岐阜県瑞穂市) 井上隆元代表

さまざまな観点から安全なお風呂を提案

安全性の面では、TOTOの「ほっカラリ床」が、万が一転倒してしまった場合でも、柔らかく衝撃を抑えるのでお客様にも好評です。

また、お客様には、必ずショールームで実際に浴槽に入って、大きさや形を体験していただきます。小柄な方もいますし、危険のないよう、体形にきちんと合うか確認することが大切です。その際に、手すりの位置も必ず確認します。

ヒートショック対策では、脱衣所にエアコンをつけることをおすすめしています。はじめは「脱衣所にエアコンなんて!」と驚かれますが、夏は涼しく、冬は暖かく、とても好評です。

また、ご家族の5年後10年後を見据えて、将来簡単に手すりがつけられるよう、壁にあらかじめ木下地を仕込む工事も提案しています。バリアフリー対策なども、福祉の知識を生かしスペースと予算を考慮して対応しています。



安全な浴室にするには

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