ひかリノベ五反田ショールーム(東京都品川区)設計担当 高橋冬 さん
F様邸の施工事例より、懸垂バー施工をご紹介いたします。奥様の出産予定日が3ヶ月後に迫る中、物件探しを進められたF様は元アメフト選手! 選手時代は毎日ウェイトトレーニングに励んでいたF様ですが、最近はすっかりトレーニングをさぼりがち。そこで家でトレーニングできるように、懸垂バーの設置をご所望でした。奥様の大反対を乗り切り、リビングに設置することが決まりました!
①強力な天井下地を施工
懸垂バー本体の自重と、体重と、懸垂時の負荷を支えるには、強力な下地施工が必要です。下地材には、15㎝角の柱材を使用しました。天井を解体し、既存の天井野縁を切断します。そして、この角材をコンクリートビスとウレタン接着剤で天井スラブに固定しました。この下地材が、懸垂時の全荷重を支えることになります。
②懸垂バーの取付け
天井化粧ボードとクロスを施し、いよいよ懸垂バーの取り付けです。専用ボルトで天井懐に仕込んだ下地材に固定します。きつく締めればOKというわけではありません。最後の締めは大工さんの熟練の感覚で行います。懸垂バーの施工が完成しました。ステンレス製のバーの長さは1mの特注サイズ。F様曰く、懸垂時の腕の広げ方を変えることで色々な部位を鍛えることができるそうです。また壁に向かって懸垂しても疲れるだけ。そこで窓と並行にバーを設置することで、外の景色を見ながら懸垂することも考慮しています。ということで私も強度テストかたがた、F様より先に懸垂させていただきました。昔は強力な下地を施工 大工さんの熟練の感覚で… 10回くらいできたのですが、3回で力尽きました…。
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