顧客からの需要も関心も高いキッチンのリフォーム。設備のグレード以外で差をつけるプランつくりのために、知っておきたい3つのポイントを紹介する。
《ポイント2》収納の計画をたてる
何かと物が多いキッチンでは、収納計画が大切なポイント。見せるのか見せないのかでも大きく印象が変わる。また、いくらスペースをつくったとしても、施主のタイプに合った収納でないと使い勝手が悪くなってしまうので、よくヒアリングしておこう。
手持ちの家電・食器類を把握する
システムキッチンの収納内にすべてしまえることは少ないです。食器やストック品の量、調理家電は何をよく使うのかまで聞いて、見合った収納スペースと位置を計画します。パントリーは扉をなくし、ロールスクリーンで目隠しにすればコストダウンできます。(はぴりの 後藤 洋さん)
見せる?見せない?
オープン収納なら散らかって見えないような計画性が必要です。隠す収納でも、吊り戸棚は圧迫感が出てくるので、開放感が欲しい方には適していません。それならばパントリーやカウンター収納だと見た目がすっきりしやすいです。(Co-DESIGN OFFICE 斎藤耕太郎さん)
プランニングに落とし込む
家電の寸法、使用頻度を把握して、置く位置計画を一緒に考えます。より具体的にするため、図面に落とし込むことも。ゴミ箱ひとつとっても、コンパクト派、ベランダに置く派など千差万別なので、暮らし方を把握できるくらい細かく聞いておきます。(ホームス空間創建 萩原太介さん)
▲図面上にも家具配置を入れている
リフォマガ2024年6月号掲載
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