人気プランナーに学ぶデザインキッチンリフォームアイデア一問一答
施主から言われる「お願いあるある」を人気プランナーが解決。今回は、デザインキッチンのリフォーム編。優れたアイデアを提案にいかそう。
Q 設備も建材も色々あって迷ってしまう
A ここで何がしたいかを主軸に進める
Co-DESIGN OFFICE(東京都渋谷区)斎藤耕太郎さん、藤澤志帆さん
キッチンに限らず、この場所でどんな風に過ごしたいか、を初めにお客様とすり合わせます。そのイメージを具現化するために、設備やデザイン、配置を決めていく。すると、取捨選択がしやすくなります。
この事例は、「LDKでほとんどの時間を過ごす」という単身女性の住まい。キッチンのウエイトが大きく、素材感を大切にする方だったので、細かいしつらえが選べるオーダーキッチンにしました。
長さ3400㎜の大きなテーブルは、現場でシームレス加工できる人工大理石に。作業する人と座っている人の目線が近づくように、70mmの段差をつけています。全体を白と木でまとめ、シンプルで落ち着ける空間に仕上げました。
マンションは配管計画に注意
壁排気のためコンロが壁向きのⅡ型キッチンで、排水勾配を確保するため、床は90mm上げた。特にマンションでは、配管まわりの計画に要注意。無理に移動するとかえって狭くなったり、不便が生まれかねない。
MAXプランを見せて予算のすり合わせ
やりたいことをすべて聞き取ったあと、予算内のものと予算超のすべてを理想にしたプランを提示する。上限がみえると絞る目処がつく。右の事例は、施主希望の海外製食洗機を、既製品キッチンに施工することで予算内に収めた。収納も既製品なら、コストダウンに。
リフォマガ2024年6月号掲載
⇓⇓同じテーマの記事を読む⇓⇓
0コメント