既製品の洗面化粧台の中にもデザイン性を追求したものが続々登場。造作したかのようなおしゃな洗面化粧台がつくれる。
美しいデザイン、素材感が楽しめるアイテムが豊富
最近の洗面化粧台の中には、清掃性や機能性はもちろん、デザイン性も追求したシリーズが多くみられる。ミラーやキャビネットなど、美しいデザインのアイテムを組み合わせることで、簡単におしゃれな洗面台がつくれる。
キャビネットのタイプには、一般的な開き扉や引き出しタイプのほか、床から浮いたようなデザインの「フローティングタイプ」や、カウンターの下にキャビネットをつくらない「オープンタイプ」などがある。空間が広々と感じられるデザインで、洗練された印象になる。
また、キャビネットの扉の色柄や素材感も洗面台の印象を大きく左右する。人気の色柄は木目調で、仕上げの塗装には鏡面仕上げやマット調仕上げなどがある。洗面台の扉と同じ面材を内装建具にも使用できる商品もあり、住まい全体でコーディネートが可能だ。
また、カウンターや洗面ボウルの素材感も空間を引き立てる要素となる。人工大理石や陶器、タイル、ホーローなどがあり、それぞれ質感や見た目の印象が異なる。
洗面ボウルを2つ並べるプランに対応した洗面台もあり、ホテルのサニタリーのような空間も演出できる。
▲オープンタイプ
シンプルで開放的なデザイン。洗面空間が洗練された印象に。(ウッドワン 無垢の木の洗面台)
【知っ得豆知識】セカンド洗面台設置に満足が98%
セカンド洗面台とは、玄関や廊下など洗面所以外に設ける洗面台のこと。ちょっとしたスペースにも設置が可能で、インテリアに調和するデザイン性の高い洗面台が各社から提供されている。
LIXILの調査によると、「セカンド洗面台」の設置率は新築戸建ての17%と多くはないが、設置している人の98%が満足しているという結果に。潜在的な「セカンド洗面」の需要は高いと考えられる。
【おしゃれな洗面台のポイント】
◆既製品でも造作のようなおしゃれな洗面台がつくれる
◆フローティングやオープンタイプタイプが登場
◆洗面空間を引き立てるのが扉、カウンター、洗面ボウルの色柄や素材感
【洗面空間をおしゃれに演出するデザイン・素材】
【プロの視点】リフォーム後も必要な収納を確保する
オープンタイプやフローティングタイプの洗面台は、開き戸や引き出しタイプより収納力が小さくなるので注意しよう。
収納が足らない場合は、新たなスペースを捻出するのも手だ。たとえば、洗濯機の場所を移動したり、向きを変えるだけでもスペースがうまれることも。また、洗濯機に対して大きな防水パンを使っている場合は、小さいサイズのものに交換することで10㎝程度のスペースが空くこともある。
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