バリエーション豊富なカウンター素材

インテリアになじむ色柄を選べる


人工大理石の一番の特徴は、様々な色や柄の選択が可能な点だ。近年のキッチンは対面キッチンなどオープンなものが増え、ダイニングやリビングと一体となっているキッチンが多い。そのため、従来に比べ、キッチンにもインテリア性が求められるようになってきた。そこで、色のバリエーションが豊富な人工大理石のキッチンの人気が高まっている。

色味の人気は白、アイボリーやベージュ。そのほか、グレーや黒なども選べる。石目調・砂目調など天然石の雰囲気を醸し出しているものもある。また、柄入りのものもあり、個性的なキッチンを演出できるだろう。明るい透明感のある素材もある。キッチンの雰囲気に合わせたり、リビングのインテリアや建具とのバランスで選んだり、選択の幅は広い。

また、キッチンカウンターに人工大理石を選ぶと、シンクも人工大理石にすることができる。人工大理石のシンクなら、シンクとカウンターの色の組み合わせを楽しめる。カウンターとシンクのカラーコーディネートでワークトップ選びの幅が広がる。

【知っ得豆知識】ポリエステル系とアクリル系

人工大理石は、原料となる樹脂の種類によって主にポリエステル系とアクリル系2つの種類に分けられる。現在の主流はアクリル系。アクリル系はポリエステル系に比べて加工しやすく耐候性が高い。

一方ポリエステル系はアクリル系に比べて価格が安く、浅い傷等を補修すると、他の表面との違いが出てしまうなどして修復が困難だ。


【人工大理石の色柄のポイント】

◆インテリアに馴染むキッチンカウンター

◆ワークトップの色味の主流は白やアイボリー

◆ベージュ、グレー、黒などもあり、インテリアにあわせて選べる

◆天然石をイメージしたストーン調も人気


【人工大理石カウンターの色柄のバリエーション】

【プロの視点】上手なお手入れでいつまでも美しく

見た目の美しさだけでなく、耐熱性や強度が上がってきている人工大理石。ただ、材質の違いによって強度や耐久性などの性能に差があることは知っておこう。特に、お手入れ方法の違いはしっかり把握しておきたい。

人工大理石は、汚れを落としやすい特徴があるものの、油、調味料などの汚れを長く放置しておくと、表面にしみ込んでシミの原因になる。日常的には、こまめに水拭きをして、汚れを表面に残さないようにすることが大切だと伝えたい。

頑固な汚れの落とし方については、商品により差があるので注意したい。メラミンスポンジを使えるものは多いようだ。細かいキズなら、ナイロンスポンジやサンドペーパーでこすって直せるものも。

ただし、商材それぞれに推奨のお手入れ方法は異なる。施工する商品のお手入れ方法を確認して、顧客にわかりやすくアドバイスして差し上げると喜ばれる。

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