カーテンの吊り方で省エネを実現。省エネ機能を備えたカーテンなら光熱費の削減効果をさらにアップできる
機能性カーテンの遮熱・断熱効果で省エネを実現
カーテンは、窓回りや壁紙のリフォームの際のプラスαの商材として最適。カーテンは選び方、使い方次第で省エネ効果に違いが出る。光熱費を節約できるカーテンとしての提案ポイントを押さえておきたい。
まずひとつめの省エネポイントは、カーテンの吊り下げ方。カーテンは窓枠を完全に覆うように吊ると窓からの熱の出入りを抑える効果が大きくなる。省エネ性能を発揮させるには、カーテンレールの設置位置などにも配慮が必要になる。
また、カーテンを二重にして、布地の間に空気の層を作ると断熱効果が上がる。同様に、ひだが多いカーテンの方が断熱効果は高い。好みのデザインとの兼ね合いもあるが、できればひだがたっぷりあるカーテンを選ぶとよい。
省エネを意識するなら、カーテン生地も選びたい。厚手でしっかりと目が詰まったカーテンの方が保温性は高い。遮熱性、断熱性などの機能を持ったカーテン生地もあり、夏場の冷房の効きをよくしたり、冬場の暖房の熱を逃さない。
【知っ得豆知識】コールドドラフト現象とは?
暖房をつけていても、なかなか部屋が暖まらない。そんな時はコールドドラフト現象が起きているかもしれない。コールドドラフトとは、冬の室内において暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れ、冷気となって床面に降りてくるという現象。窓をしっかり閉めていても、足元がスースーしたり、窓の方から隙間風のような冷気がヒンヤリと漂ってきたりするのはこのためだ。冬場はカーテンを上手く活用し、窓からの冷気をシャットアウトし、なおかつ室内の熱の流出を防ごう。
【省エネ効果をあげるカーテンのポイント】
◆窓枠をしっかり覆う
◆布地を重ねて空気の層を作る
◆ひだが多いほど断熱効果が上がる
◆遮熱、遮光など機能性カーテンを採り入れる
【カーテンの省エネ性に注目!】
【プロの視点】カーテンの「使い方」にも一工夫
機能性カーテンを取り付けたら、効果を発揮する使い方をしたい。冬の暖房効果を上げたい場合は、カーテンの開け閉めのタイミングがポイント。日差しが暖かい時間帯は、カーテンを開けて日差しを採り入れ、日が陰る前に、しっかりとカーテンを閉めるとよい。
夏の冷房の効きをよくするには、日差しの強い時間帯はカーテンを閉めて過ごすとよい。遮光・遮熱機能のカーテンがよいのだが、まったく光を通さないカーテンでは昼間も部屋が暗くなってしまう。光を通しながら、遮熱するシアーカーテンが便利だ。ちなみに、日中、留守にするときにカーテンを閉めて日差しを入れないようにすると部屋の温度が上がるのを抑えてくれる。
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