トイレ用の収納ユニットをうまく活用すれば、すっきり片付いたトイレ空間が手軽に実現できる。
●トイレの広さと収納するものに合わせて選ぶ
トイレに収納が少なく、ついつい床にトイレットペーパーや掃除道具などを置いてしまっているという家庭は多い。しかし、それでは見た目が悪く、掃除もしにくい。もっとすっきりと片付いたトイレにしたいと考えている人は多いのではないだろうか。
トイレや便器のリフォームを検討しているのであれば、一緒に考えたいのがトイレの収納。狭くても効率よく収納できる様々な収納ユニットが各社から提供されている。上手く活用すれば、すっきりと片付いたトイレ空間が手軽に実現できる。
トイレの収納を考えるときは、まずは何をどのくらい収納したいのかをリストアップしよう。
トイレのスペースに余裕があるなら、大きめの収納棚を設けることでかなりの量の収納を確保できる。
スペースに余裕がなくても、コーナーや天井近くのデッドスペースを利用したり、壁に埋め込んだりして収納を確保することもできる。
最近では、収納と便器が一体になったタイプも登場している。タンクや給排水管を隠しながら、収納も確保できる。
【知っ得豆知識】収納棚は立ち座りもサポート
カウンターや収納棚は、物を置いたり収納したりするだけでなく、手すり代わりに掴んで身体を支えたり、立ち座りのサポートとしても重宝する。
高齢者はもちろん、手助けや介助が必要になった場合や、ひざや腰に痛みがある場合、床に足が届かない小さな子どもにも便利。
取り付けの際には下地への補強が必要となる場合がある。
【トイレの収納のポイント】
◆まずは何をどのくらい収納したいのかをリストアップする
◆トイレのスペースに合わせて収納を決める
◆狭い場合は吊り戸や埋め込み収納などを利用する
◆収納扉の干渉に注意
◆トイレの動作や掃除の邪魔にならないように注意
【トイレの収納いろいろ】
【プロの視点】扉の干渉や動線に注意して設置する
狭いトイレ空間では、収納扉の開閉が他と干渉しがちなので事前に確認しておこう。開き戸や引き出しは開閉時にスペースが必要となるため特に注意が必要だ。引き戸やスライド式なら狭い空間でも使いやすい。
また、収納の位置にも注意したい。予備のトイレットペーパーなどは、便座に座った状態で楽に手に届く位置に置けると便利。
このほか、トイレのドアの開閉が干渉しないか、トイレの動作(立ち座り、手洗いなど)に支障はないか、掃除の際の動作はしやすいか、なども確認しよう。
▲スライド式の扉なら開けても邪魔にならない(LIXIL キャパシア)
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