良い見積もりはトラブルも防ぐ
選ばれる見積もりの第一条件として、リフォーム工事の内容や流れの分かりやすさがとても大切になってくる。顧客は工事に素人なため、どんな工事が必要でどれ位の金額がかかるかを知らない。楽だからと顧客にとって不親切な見積もりを出していると、金額だけで他社と比べられてしまう。
見積書を分かりやすくするには、具体的には「なるべく専門用語を使わない」、「一式表示を使わない」、「部位毎に項目を分ける」、「工種毎に項目を分ける」等の方法が挙げられる。
これらは契約を獲得するためだけでなく、後々工事が始まった時のトラブル防止にもつながる。新人営業マンは、今の段階から分かりやすい見積書作成を心掛けていこう。
一式表示はトラブルの元になる
「一式表示の見積もりは正直ラクなので使いたくなりますが、後々のトラブルにつながるのでなるべく項目を細かく出すようにしています」と話す壷阪さん。1つのリフォームを完成させるには色々な方法がある。一式にすると顧客と営業マンとの間で工事内容に関して行き違いが生まれ後々のクレームに繋る。「慣れてくると飛ばしがちなので気を付けています。」
山商リフォームサービス
壷阪さん
ココにひと手間!
メーカー名・商品名の記載も統一して見やすく
壷阪さんは、見積もりに商品を記載する際、全ての商品で『メーカー名』+『シリーズ名』+『サイズ』+『色味等』の順で統一することを決めている。「この順序がお客様に一番分かりやすく、見た目も整うのでこだわりポイントですね。」
値引き防止の効果もあります
他社の見積書と比較した顧客から〝細かいのね〟とよく言われるという岡村さんの見積書。「リフォームは色々な工事や商品が積み上がって金額が出来上がります。あまり金額は下げたくないので〝現場に必要な金額だから頂いている〟という事が伝わるよう、なるべく項目は細かく出しています。分かりやすさと安心感が違うと思います」
ココにひと手間!
ノンブルが目印に!目的ページが探しやすい
岡村さんが提出する見積書の各ページには、右の隅に工事の名称が記載されている。束になった見積書で、項目を確認しながら必要ページを探すのはストレスがかかってしまうが、こうした配慮があれば目的のページが探しやすく打ち合わせもスムーズだ。
私の見積もりひと工夫
男性の視点に立って工事内容を具体的に
リフォームするにあたって、女性はプランやイメージを、男性は具体的な施工内容を重視する傾向にあるように思います。男性の視点に立ち、どんな工事内容なのかを分かりやすく明記するように心掛けています。
ナイスリフォーム
愛甲剛紀さん
50歳。営業マン歴13年。モットーは「なんでもします。大変お得な営業マン。お客様に損はさせません」
見積書は、工事内容なども具体的に記載し、お客様が分かりやすい見積書を心がけよう。親切丁寧な見積書はトラブル防止にも繋がるはずだ。
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