【インタビュー】⑥ 輝く!リフォームセールスの星 野口陽平さん

第一線で活躍する営業マンにはそれぞれのドラマがある。

今回登場するのは、リフォームよしだの「熱血リフォームアドバイザー」こと野口陽平店長だ。熱血ぶりに火がついたのは、新人時代に浴室の現調で大きなミスをした時のこと。浴室解体時にミスに気付き、真っ青に。そのとき彼の心にガツンと響いたのは「すぐに駆けつけ、迅速な対応をした先輩の姿」だった。


リフォームよしだ(愛媛県)

野口陽平店長


心にガツンと響いた「すぐに駆けつけ、迅速な対応をしてくれた」先輩の姿

~野口 陽平さん秘話~

①浴室現調で大失敗解体後にミスに気付く

新人の頃、浴室の入れ替えの現調で「ユニットからユニットへの浴室交換だから問題なし」と安易に考えていた野口さん。いざ解体したら、「ユニットバスの架台がブロック積の上に乗っている。しかも浴室床のレベルを洗面室床と合わせると、浴槽が既存の窓に当たってしまう。このままではユニットを組めないと業者に言われて真っ青に。」だからといってなすすべもなく、慌てて先輩に連絡を入れた。

②すぐ現場に駆けつけた先輩。手配も素早くきっちりと

すぐに駆け付けた先輩は、状況を確認して、新規サッシの発注と土間コンを打つ業者をすぐに手配。施主にはもう一日かかるかもしれないと話したが、結局1週間の工事期間内に完了したという。「先輩の『失敗しても気持ちの切り替えをしないと。ミスを引きずると新たなミスを起こす』という言葉が今でも励みになっています。」

③助けを待つ身になって実感した「お客様の気持ち」

「どんな小さな工事でも、困った時にすぐ駆けつけてくれることはお客様にとっても心強いことだろう。」失敗をしてなすすべもない時に、迅速に駆けつけ、対処してくれた先輩の姿を見て、野口さんは自分もそうありたいと思ったという。


助けを待つ身になって実感した「お客様の気持ち」

素早い行動と的確な指示でフォローした先輩の姿に感動

野口店長は、8年前に入社。昨年9月に香川に新オープンした観音寺店店長に抜擢され、新規の顧客開拓に熱血ぶりを発揮している。
お客様宅でも満面の笑顔を絶やさず、それでいて迅速に行動し、かつお客様にとって良いと思うことはずばり的確に提案することから「熱血」と呼ばれるように。「迅速に対応することはリフォームよしだのモットーですが、その大切さを痛感したのが、新人時代に浴室の現場調査で大きなミスをした時でした」と野口さん。

「ユニットからユニットへの浴室交換だから簡単と思い込んで現調しました。いざ解体したら、ユニットバスの架台がブロック積の上に乗っている。しかも浴室床のレベルを洗面室床と合わせると、既存の窓に浴槽が当たる。これではユニットを組めないという事態になりました。」

青ざめる野口さんは先輩に連絡。すると先輩はすぐに現場に駆けつけ、土間コン打ちや新規窓の手配を手際よくかけた。失敗コストは出たものの、1週間の工事期間内に無事完成。「すぐに駆けつけてくれる安心感と行動力。お客様もきっとこの時の自分のような気持ちで連絡をくださるのだろうと。私が先輩の姿に感激したように、お客様にも喜んでいただける仕事をしよう、そう思いました。」


迅速さが被害を防ぐ※「やまじ風」対策

昨年夏まで勤務していた四国中央店は、日本三大局地風に数えられる「やまじ風」が吹くことで知られる愛媛県四国中央市にある。
「例えばコンパネが紙きれのように飛ぶ。そんなすごい勢いで、いつ吹くか予想がつかない点が厄介でした。」

やまじ風予報はその日に突然出されることが多く、予報が出るとすぐさま足場がかかっている現場のネット巻きに走り、内部工事でも事故の無いようにチェックする。まさに担当者の迅速な対応が求められる地域である。
「建物も風対策で鉄筋コンクリートが多いのが特徴です。」と野口さん。 浴室工事では土間のコンクリートが厚く、解体に3日かかる。3日間もカンカンと床をはつる音を聞くだけでも住む人は大変だ。野口さんはそんなお客様の置かれる状況をイメージして頻繁に顔を出すようにしている。
「その土地に根付くにはその土地を知る必要があります。新しい店では既存客がいないところからのスタートですが、しっかり根を張っていきます」と野口さんは満面の笑みを浮かべた。


※【やまじ風】日本三大局地風の一つ。背後の山地から平野部へ吹き下ろす強風。いつ吹

くか予測がつかず、当日に「やまじ風予報」が出ることが多い。


このように実体験を無駄にせず、お客様や相手の気持ちに変えて考えることは、とても大切なことだ。「初心忘るべからず」時には振り返ることも大事なことかもしれない。



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