深夜電力を利用してお湯を沸かす電気温水器

深夜電力利用で低ランニングコストを実現

「電気温水器」は電気ヒーターでタンク内の水を温めてお湯を作る給湯システムです。主に夜11時から朝7時までの間にお湯を沸かしてタンクに保存しておき、給湯に利用します。夜間は電気代が昼間に比べ安いため、低ランニングコストで給湯することが可能です。また、コンロをIHクッキングヒーターにする事で、オール電化プランの利用が可能となり、月々の電気代がお得になります。

貯湯式なので、数ヵ所で同時にお湯を使っても温度や量が不安定になることはありません。お湯を貯めて保温する貯湯タンクは、断熱性の高い保温材を使ういわば魔法瓶のようなもの。タンクと電気ヒーターの組み合わせのシンプルな構造で、他の温水器よりも比較的故障が少ないといわれています。また、電気ヒーターでお湯を沸かすため、空気がクリーンで換気する必要がありません。音も静かで、近所に気兼ねなくお湯を使用できます。

しかし、お湯の量が決まっているので、沸き増し機能がないとお湯切れが発生するという問題があります。また、貯湯タンクの設置スペースも確保しなければなりません。



商品選びのポイント

使用量に応じたタンクと機能を選ぶ

貯めたお湯を使う電気温水器の場合、家族構成や1日の使用量に応じたタンクを選ぶ必要があります。お風呂へのお湯張りも、スイッチ1つで可能なセミオートタイプや、足し湯や保温も自動で行うフルオートタイプもあります。お湯を沸かす時間が決められたり、昼間でも湯沸し可能なタイプもあるので、お湯の使用量と生活スタイルに応じて機能を選ぶ必要があります。



1分間で理解する電気温水器


チェック! 世帯構成に適したタンクのサイズ

トレンド

電気温水器は、2Fへのキッチン増設や、ガス配管がない場所への給湯の熱源として、イニシャルコストが安いため採用されることが多くなっています。電気温水器の水圧はガス給湯器に比べて弱いため、特に3階への給湯の場合は出湯量がより多い高圧力型を選ぶと良いでしょう。



リフォマガ2020年10月号掲載

 

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リフォマガ

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