お客様にヒアリングをして、リフォーム業者では対応できない問題が懸念されるときは、専門業者に調査を依頼することをお勧めしよう。また建築当初の問題や、過去のリフォームで保証期間内の不具合などがあった場合は当時の業者に委ねるようお伝えしよう。
小屋裏点検
害獣がいる
小屋裏にコウモリ・ハクビシン・アライグマ・ネズミ・イタチといった、いわゆる害獣がいる場合、音や糞尿のシミ、異臭で気が付くことが多い。
対策として、コウモリは鳥獣保護法で守られているため、網で捉えて外に出し、糞尿を掃除して消毒する。他の害獣は駆除をすることになる。
慣れていない人が小屋裏で捕獲しようとするのは危険だ。追い回すうちに天井板を突き破ってしまう。害獣を駆除する専門業者に依頼することをお勧めしよう。
電気系統の不具合
電気系統でショートしていることが疑われる場合など、電気関係は電気設備業者の調査が必要だ。電気系統の異常は火事にもつながりかねない危険なことなので、注意したい。
雨漏れの補償期間内の家
築浅の住宅で、雨漏れの補償期間内の場合や、屋根工事のリフォーム歴があり、その保証期間内に雨漏れしたという場合は、施工業者に調査を依頼することをお勧めしよう。
床下点検
シロアリの駆除
木部に水がしみ込んで腐れが生じている場合は、水漏れの原因が解消されたあとに交換することを検討しよう。放置するとシロアリ被害に遭ったり、床を支えられなくなる。
地盤沈下
地盤は整地をした後に、ある程度下がってくるものだが、地盤沈下によるものと考えられるときは専門の業者に委ねることをお勧めしよう。
酸性土壌で基礎コンクリートがボロボロ
アルカリ性のコンクリートは酸性雨など外部の影響を受けて少しずつ中性化していく。ところが土壌自体が酸性であれば、コンクリートの劣化が早く進み、基礎はボロボロに崩れてしまう。実際このような現象が分譲地などで起こっている。
基礎をやり替えたとしても問題解決できないため、酸性土壌の疑いがある時は、お客様から直接住宅メーカーや分譲業者に連絡してもらうようにしよう。
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