初めての小屋裏・床下点検~PART3 事前に図面をチェックしよう

点検に臨む前に図面で建物の構造、築年数、屋根形状、基礎形状などを確認しよう。また、大規模リフォームの履歴、雨漏れ履歴と補修履歴(小屋裏の場合)シロアリ駆除の履歴(床下の場合)その他気になることを事前にヒアリングしよう。


小屋裏点検

「平面図」

2階平面図で天井点検口の場所を確認。天井にある点検口は破線で書き込んでいる。和室の押し入れや洋室のクローゼットが多い。小屋裏収納がある場合、天井に無いのが一般的。


「矩計図(かなばかりず)」

小屋裏の内部の高さがわかる。屋根勾配が緩い場合は内部の高さが低いため、入り込むのが困難な場合もある。


「立面図」

屋根の形状と屋根勾配がわかる。棟換気の有無を確認できる。


「小屋伏図」

小屋裏の梁がある位置を確認できる。

▲「小屋伏図」の例



床下点検

「平面図」

1階平面図で床下点検口の場所を確認。実線で表記されている。キッチンや洗面所の床下収納庫を兼ねていることが多い。見当たらない場合は1階に和室があれば畳を上げて開口部を探そう。


「矩計図(かなばかりず)」

基礎の高さがわかる。比較的新しい家は床までの高さ450㎜くらい、築年数が経った家は300mmくらいしか無い例も多いので注意しよう。


「基礎伏図」

部屋ごとに仕切られた基礎を通り抜けるため、人通口をチェックしよう。また束石で束を支える独立基礎の場合は、束と束を緊結する「貫」があるため、通ることが困難なことも想定しよう

▲「基礎伏図」の例

年間購読(毎月15日発行・購読料8,800円)のお申込はコチラ

バックナンバーのご購入はコチラ

リフォマガのご案内はコチラ

リフォマガ

『リフォマガ』は、株式会社リフォーム産業新聞社が発行する現場担当者向けの情報誌です。 リフォーム営業マンに役立つ営業テク、現場調査の方法、商品情報を発信します。 雑誌『リフォマガ』は毎月15日に発行。年間購読料8,800円。(税込・送料込)

0コメント

  • 1000 / 1000