近年のシステムキッチンの排水口は、掃除がしやすいように進化している。掃除がしやすい排水口とは?
キッチンの排水口 ポイントはこれ!
◆ごみ受けの網カゴは深型から浅型に進化
従来の排水口のごみ受けは深型の網カゴだった。排水口も奥深くまで手を入れて掃除するのは大変で、網カゴにたまる生ごみはヌメリや悪臭の元凶。ごみ受けカゴは深型から浅型に進化し、浅型の網カゴが主流。排水口の深さ自体も浅くなり、掃除しやすくなった。
◆シンクと排水口が一体成型で継ぎ目がない
シンクと排水口の継ぎ目は汚れがたまりやすく、掃除が厄介な場所。シンクと一体成型になり、継ぎ目や凹凸がなくなった排水口なら、汚れがたまらず、掃除しやすい。
◆排水口の位置や形状により、使いやすいシンクに
排水口の位置や形状を工夫することで、水の流れがよくなった。大きな鍋などをシンクに置いても水の流れをせき止めてしまうことがない。清掃性だけでなく、水が流れやすい排水口かどうかもあわせてチェックしよう。
●排水網カゴの形
●水をせき止めない排水口の位置
大鍋を置いても排水口をふさがないよう、シンク奥に排水口を配置
スムーズに水が流れるように排水口のまわりに溝をつけ、排水を止めない
写真提供/トクラス
【提案のポイント】
北王(北海道札幌市)リノベーション事業部 佐々木 貴信さん
掃除しやすい排水口のキッチンを選ぶなら……
排水口のお手入れを気にされる方へキッチン選びのアドバイスは、「とにかく継ぎ目と凹凸が少ない排水口を選ぶこと」に尽きます。特定の機種の有利不利ということではなく、おおむね人造大理石シンクを選べば排水口まわりに凹凸が少なく、スッキリしています。その点、人造大理石シンクはお勧めできます。
排水口の清掃性だけに捉われることなく、キッチン全体のニーズでバランスをとることも重要と考えています。
▲一体成型された人造大理石のシンク。特徴は継ぎ目がないこと
写真提供/パナソニック
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