その図面、NGです!~約90平方メートルに4LDKを詰め込んだ間取り~Vol.10

一級建築士事務所スマイリズム堀野和人さんのコラム。今回チェックするのは、延床面積約90平方メートルに4LDKの間取りです。1・2階ともに廊下を無くして、面積効率高く計画されています。しかし、ぎっちりと詰め込みすぎた結果、課題も多く残ってしまいました。



今回チェックする図面はコレ!


NG1 6人掛け食卓を置けるよう計画

4人家族+2名(両親)が着座できる6人掛け食卓が置けるように計画する。食卓は食事する他に、宿題、パソコン、ミシンなどの作業台としての用途も考えられるため、できる限り大きなサイズで計画したい。


NG2 洗面室には収納スペースが必須

現状は洗面室内に収納スペースがない。洗面室の出入口を浴室側にすれば、洗面台前に物が置けるが、動線が曲がって出入りしづらくなる。冷蔵庫、食器棚、階段下物入の扉位置など検討すべき課題は多い。


NG3 テレビの設置場所が見当たらない…

ソファの前にリビング扉があるので、テレビを設置する適当な場所が見当たらない。リビングが、ダイニングや和室に挟まれて落ち着かず、また日当たりも悪く、暗い。洗面室からの出入りが見通せるなどプライバシーの面でも問題がある。


NG4 玄関横のトイレは推奨できない

植裁で隠れてはいるが、玄関のすぐ左隣にトイレの窓がある。玄関横のトイレは見栄え、プライバシーの観点から推奨できない。またトイレ扉が外開きで、人と干渉しやすく危険だが、引戸にしても音や臭いが漏れやすくなるので注意が必要。


NG5 半間ずつの玄関、ホールは狭い

半間ずつの玄関・ホールは狭い。リビングへの通路や階段の昇降口がある場合は尚更である。玄関収納の置き場としても十分な奥行きがない。2階のバルコニーの奥行きを広くしてでも、玄関・ホール合わせて1.5間は確保したい。


NG6 コンセプトが抽象的でわかりにくい

コンセプトが「たっぷり収納ハウス」とあるが抽象的な表現でわかりにくい。自社基準があるなら記載すべきである。一般に収納の必要面積は12平方メートル以上で、延べ床面積の10%以上とされるので、それと比較するとよい。


NG7 ダブルベッドは壁から離そう

ダブルベッドは両側から昇降できるように配置する。又、ダブルベッドは配置できるが、シングルベッド2台は配置できないとならないように、模様替えに対応できるように計画することが重要。


NG8 階段の蹴上寸法が高すぎないか

法律上は問題ないが、12段の階段は蹴上寸法が高すぎて、のぼりづらい。1階の天井高が2.4mの場合、最低13段で、14段以上を標準としたい。

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