知っておきたい建築用語集「建物の部位」

現場調査に慣れない頃は、初めて聞く理解できな い用語が出る度に戸惑うこともあるだろう。だが知らないということはお客様目線でものを見ることができるということ。理解さえすれば、お客様にもわかり やすく説明できるようになるはずだ。まずは「これだけは覚えておきたい」という用語をマスターしよう。


【建物部位に関する用語】

●水切り(みずきり)

雨水が浸入しないように取り付ける金物。基礎上のサイディングからの雨水の侵入を防ぐ「土台水切り」(イラスト)や、サッシ枠などからの雨水侵入を防ぐ溝状の水切りなど、外部の突き出した箇所にかかる雨水の侵入を防ぐ役割がある。


●ふところ

1階の天井と、2階の床ではさまれた空間で、配線・配管のスペースとなる部分。戸建て住宅では天井点検口から内部を見ることができる。ふところは階下に上階の音を伝わりにくくする役目もある。また、ふところがあると設備の移動の際、排水勾配をとりやすくなる。


●蹴上・蹴込・踏面 (けあげ・けこみ・ふみづら)

階段の寸法に関しては建築基準法施行令の規定があり、蹴上は23センチ以下、踏面は15センチ以上となっている。また踏面の板のことを「踏板(ふみいた)」という。


●ドレーン

雨水や排水を流し出す口のこと。バルコニーの防水工事では、 新しいものに交換することが多い。


●枕棚(まくらだな)


クローゼットや物入れの上部に取り付ける、 奥行きの狭い棚板のこと。

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