【設備・建材基礎知識】最新の高機能機種は省エネ性、快適性がアップ エアコン

内装リフォームはエアコンの買い替えを考えるタイミングでもある。エアコンの正しい選び方とは?


エアコン選び 提案のポイントはこれ!


◆買い替えメリットのひとつは節電効果

省エネ性能は「統一省エネラベル」で確認する。省エネを意識するなら、APFの値に注目するとよい。エネルギー効率を表す数値で、値が大きいほど省エネ性能が高いとわかる。


◆部屋にあった「容量」で選ぶ

製品ごとに「畳数の目安」があるのでそれにあわせて選ぶ。ただし、部屋の向きや窓の大きさ、部屋の断熱性能によってエアコンの効きは変わる。部屋の条件を見極めて選択したい。節約するつもりで小さいサイズのエアコンを取り付けると、逆に電気代がかさむ要因になるので注意。

なお、エアコンをメインの暖房としても使用するという場合は、ひとつ上の容量のエアコンを選ぶ必要がある。


◆最新エアコンのプラスαの機能を知っておく

最新エアコンは、快適で便利な機能がプラスされ、高機能だ。

空気清浄機能が向上し、空気清浄機として単独運転できるものも登場している。

本体を掃除できる自動洗浄機能は、フィルターだけでなく熱交換器など内部まで洗浄する。汚れを外に排出できるタイプも。

AI機能が充実し、快適に温度、風量を調整する。また、スマートフォンとの連動など、使いやすさも格段にアップした。



設置の際のチェックポイント

■ブレーカー

◆契約電気容量は30A以上か

◆単層3線式かどうか

単層3線式ならば問題ない。

単層2線式の場合は100Vのエアコンしか設置できないので注意。

◆エアコン専用回路があるか

専用回路がない場合は空き回路があるか、なければ、回路の増設工事が必要。


■コンセント

◆エアコン専用コンセントがあるか

専用コンセントは電流・電圧の違いにより4種類ある。コンセント形状を要確認。


■本体設置スペース(※)

◆本体の上下左右に必要なスペースが確保できるか

天井まで5㎝以上、左右の壁まで5㎝以上、エアコンの下には10㎝程度のスペースが必要。


■室外機設置スペース(※)

◆室外機置き場を確保できるか、必要な周辺スペースがあるか前方25㎝以上、後方5㎝以上、左右10㎝以上のスペースが必要。


■配管用穴

◆既存のエアコン配管用の穴が使えるか既設配管をそのまま再利用できる場合もある。

(※)設置スペースについては、機種により設定値が異なる



【提案の工夫】

リアン・コーポレーション(栃木県)笑顔生産部 リフォーム事業部 営業新井慎一さん

設置費用の安い4月〜5月の購入をオススメ

エアコンの設置工事は7月〜8月にするのではなく、4月〜5月の間に実施するのをオススメしています。4月〜5月なら、工事代金をサービスしてくれるところもあり、設置費用を抑えることができます。

7月〜8月になると、エアコンを求めているお客さんも多く、繁忙期のため、価格はそのままのことが多いです。

お客様に『最新型』に対するこだわりがなければ、ひとつ前のモデルを提案することもあります。ひとつ前のモデルでも最新型との性能の差が少ないものもあり、最新機種というだけで高価になる『最新型』と比べると、価格差が出てくるからです。

また、表記されている畳数の目安については、使用する部屋よりひとまわり容量が大きい物を選んでいます。



【最新エアコンの省エネ性・快適性】

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