食器洗浄機を選ぶポイント

後片付けを助けて家事の時短に

食器洗浄機

高温かつ勢いのある水流を使って汚れを落とすので手洗いよりもきれいに洗える。使いこなすと家事時短の強い味方になる


食洗機のタイプは2種類

食洗機は、大別すると2つのタイプがある。キッチンにすっきり納まる「ビルトイン型」と設置工事が簡単な「卓上型」だ。それぞれのタイプのメリットデメリットを比べ、ぴったりの機種を選択したい。


機種選びで気を付けたいこと

まずは、設置場所を決める。外観のサイズだけでなく、扉を開閉したときに、水栓や周囲の棚や扉などに干渉しないかどうかを確認することが必要だ。

機種により、セットできる食器の数には差がある。また、食器点数が同じでも食器別の内訳が違う。内部のセットカゴの形状が違えば、セットできる食器の数が変わるからだ。カタログなどに使用点数の内訳が出ているので日ごろの食器の使い方にあったものを選ぶとよい。

また、リビングと隣り合ったキッチンの場合、洗浄時の音にも配慮したい。静音タイプのものが増えているので上手に選択しよう。


必要かどうかの見極めも大切

食洗機は、高温の湯を使い、勢いのある水流で洗浄するため、汚れ落ちがよく、衛生的だ。家事も軽減され、導入のメリットは大きい。

しかし、食器の点数が少ない小家族や、時間に余裕があり食器洗いが苦にならない人など、食洗機を必要としないケースもある。食洗機では洗えない食器もあるため、手持ちの食器が食洗機を使えるかも確認する必要がありそうだ。

手荒れに悩んでいたり、食器をまとめて洗う習慣がある場合は、食洗機があると喜ばれる。



【収納食器点数の目安】

◆4人家族 60点

◆3人家族 40点

◆1~2人 25点

※食器の種類別の内訳点数をカタログなどでチェックできる

●大皿・中皿・小皿・中鉢 ●お椀・湯呑・コップなど



【食洗機で洗えないもの】

●アルミ製食器

●銀製食器

●クリスタルガラス

●カットガラス

●漆塗り製品

●耐熱ではない樹脂製食器



【提案時のポイント】

主婦目線で絶対にお勧めします!

桶庄(本社・愛知県名古屋市)古庄香代子さん

食洗機を入れると+10万円ほど高くなってしまいますが、購入しようかどうか悩まれているお客様には、「食洗機を使ったら、手で洗えなくなりますよ!」と積極的にご提案します。 私も家では、家事の時間を短縮するためにルンバや洗濯乾燥機など色々な家電を活用しています。その中でも食器洗浄機は、毎日の家事に特に欠かせない存在です。以前食器洗浄機が壊れてしまったのですが、新しい洗浄機に交換するまでの1週間は泣く思いで食器洗いをしましたね。悩んでいる方には必ずオススメするアイテムです。



【食洗機選びのポイント】

◆ビルトインタイプか卓上タイプかを選ぶ

◆ビルトインなら、フロントオープンかスライドオープンがある

◆収納できる食器点数をチェックする

◆静音設計をしっかりと確認する

◆食洗機不可の食器もあるので注意する



【食洗機のタイプ別機種のいろいろ】




【プロの視点】最新機種なら「音は静か」に、「より節水」に

古いタイプの食洗機を使っている家からは「音がうるさい」という不満の声が聞こえてくる。最近の機種は、静音設計が進んでいる。なかには、サイレントコースに設定できるものもある。特に、リビングや寝室と隣り合ったキッチンの場合、音の静かさは重要。カタログに運転音が表記されているので確認したい。

また、節水も進んでいる。5人分の食器を洗う場合、手洗いでは80ℓほど水を使うが、食洗機の一回の洗浄は10ℓ程度の水の使用量で済む。大容量機種でも14ℓだ。食洗機の方が、断然節水になることがわかる。ただし、食洗機に入れる前の予洗いは必要。予洗いの仕方を工夫し、無駄な水を使わないようにすれば、しっかり節水できる。ため洗いで大まかな汚れを落としてから食洗機に入れる方法だと節水しやすい。

 

 


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