スタイル別空間づくりのポイント

後回しにされがちなトイレのインテリアだが、小さな空間はコーディネートしやすく、思い切ったデザインも取り入れやすい。


自由にインテリアを楽しめる

トイレは白を基調としたシンプルなインテリアが一般的だ。しかし、トイレは中にいる時間も短く、他の部屋とは区切られた小さな空間。リビングなどの広い空間では取り入れにくい色や柄物にも挑戦しやすい。

たとえば、壁紙に明るい色を使うだけでも、空間が一気に華やぐ。アクセントクロスを用いたり、上下で異なる壁紙を張り分けたり、タイルで個性を出すのも楽しい。

小さな空間ゆえに、コーディネートもしやすく、気軽にインテリアを楽しめる。


床や壁は機能性も重視

床材や壁材は、汚れにくさなどの機能面にも注目したい。

床材は、水やアンモニア、洗剤などにも強い素材を選ぼう。

壁紙には、防汚・消臭・防カビ・抗菌などの機能を付加した「機能性壁紙」がある。

ただし、機能性壁紙はデザインの種類が少ない。アクセントクロスには気に入ったデザインの壁紙を使い、それ以外に機能性壁紙を使用すれば、デザイン性と機能性を両立できる。


デザインに統一感をもたせる

「ナチュラル」「カジュアル」「モダン」などといったインテリアスタイルを決め、それに合った色柄や素材を使うと、統一感が生まれ、バランスよくまとまる。



【提案のひと工夫】

トイレの内装提案は「光」から

ウィル(兵庫県宝塚市)大石徹さん

大学院時代に光科学について研究してきました。内装提案でも私は「光」のプランから入っていきます。主照明となるのは「間接照明」。柔らかい光でありながら、効果的に照らしてくれます。トイレの場合も目に直接光が入らない間接照明をお勧めしています。センサースイッチを付けて自動でON/OFFできるようにするとなお便利。

一方、間接照明は内装を引き立てる役目もあります。そのため特にアクセントクロスは好みの柄を選んでいただこうと、世界各国の輸入壁紙を扱うWALPAにお客様をご案内することも多いです。

また近年トイレ内での菌の二次感染が取り沙汰されていますが、特に衛生面を気にされるお客様にはナノイーの照明器具をお勧めしています。



【トイレ内装提案のポイント】

◆リビングでは取り入れにくいデザインでもトイレなら挑戦しやすい

◆小さな空間だからコーディネートもしやすい

◆床は水、アンモニア、洗剤に強いものを選ぶ

◆壁紙は機能性も重視



【スタイル別 トイレ空間づくりのポイント】

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