Mrs.くりっきーの失敗談1 失敗から学べることがある!

失敗から学べることもある! コラムの第1回!


Mrs.くりっきーのプロフィール

新築・リフォーム業界で20年近くリフォーム営業・プランニングの仕事に携わる。現在はリフォマガ編集部員として自身の経験や仕事術を全国の営業マンに向けて発信している。


第1回 現場で唖然…床の色が違う!

大正末期に建てられた洋館のキッチンと食堂を一体化するリフォームでのこと。工事を終えてキッチン側の床養生を外し始めた時のことでした。そこに現れたのは白い床。「え~っ、なぜ白!?」と現れた床の色を見て、それこそ頭の中が真っ白に。食堂側の床は、既存をそのまま残したので、90年もののダークな床材でした。食堂と一体化するキッチンの床もそれに近いダークな色にするはずが、まさかの白に…。結果、取り付けたばかりのキッチンを取り外し、床材を張り替えてと大がかりな再施工工事となってしまいました。やっと使えると思って楽しみにしていたお客様に、更に2週間ほどの間、ご不自由をかけてしまうことになってしまう事態に。現場で唖然とした苦い思い出ですが、なぜミスが起きてしまったのか考察してみようと思います。


なぜミスが起きたのか

①思いこみ

打ち合わせは施主とコーディネーターと営業(私)の3者で行われました。コーディネーターが開いたカタログにはダークの床材と柄違いの白い床材のサンプルがあり、「それにしよう」と即座に決定。その際、施主と営業の私はダークの方と思い込んでいましたが、コーディネーターが指をさしていたのは、白い方だったのです。


②確認不足

そのまま設計図面に書き込まれた品番が一人歩きしてしまったのですが、番号と色を照合するためにサンプルを添付して施主に確認することを怠らなければ、ミスを未然に防ぐこともできたのです。現場に行ったのは床が貼られた後。床養生を剥がしてでも確認するべきでした。さらに、現場にサンプルを置いておけば皆で確認することもできたはずです。本当に初歩的なミスで、お客様にご迷惑をかけてしまいました。以後、各部屋の仕上げ材を色と品番で照合できるようにパネルを作り、工事が始まると現場に置くことにしました。




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